BDC PILATES | Interview

電話受付時間
平日11時〜17時、 土日11時〜17時


Close
-

Interview

湯原信光氏(プロゴルファー)

2020.09.10

湯原 信光
プロゴルファー
レギュラーツアーではプロ入り翌年の81年に「関東オープン」、「ジュンクラシック」と2勝してトッププロの仲間入りを果たすとともに、20年間シード選手として活躍した。シニアツアーに参戦後も2010年の「皇潤クラシック」で初勝利を収めるなど活躍を続けている。
湯原信光 オフィシャルサイト https://yuhara32.jp/

ー 本日はお時間ありがとうございます。BDC PILATESに長くそして定期的に通ってくださっている湯原プロにお話を伺わせていただく貴重な機会を頂戴し、たいへん嬉しく思います。今日はどうぞよろしくお願いいたします!早速ですが、ピラティスを始められたきっかけを教えていただけますか?

きっかけは実はこちらのスタジオのオーナーと知り合いになりまして、妻が昔からピラティスに興味があってやりたいと言っていて。オーナーからスタジオを始めたと聞いたので、それを妻に言ったら、ぜひ行きたいと言ったので、それがまずはきっかけになりました。ピラティスは妻が始めるタイミングで自分も一緒に来てみました。

ー ピラティスのことはもともとご存知だったのですか?

プロのアスリートとして、いろんなエクササイズやケアのことは自分なりに結構調べていて、その中で、自分の記憶の中では、ピラティスというのは昔戦場で怪我をされた人たちの体を治すということを前提に考えられたということは知識としてあ理ました。僕自身も若い頃から怪我が多くて、大きなヘルニアも二回やっていたりするので、いろんな運動療法は当然やりつつも、年齢が今62歳、今年63歳になろうとしているところで、やはり体の動きというのは非常に悪くなってきている。部分部分の細かい動きというのを動かすというのが難しくなってきていて。

実はPNFという運動療法は続けているのですが、その中で、細かい部分の動きが意識しても動かなくなってきているという中で、ひょっとしたらこのピラティスというのがいいのではないかな、と思って追加する形で始めてみました。

ピラティスでは、非常に正しいやり方、それにものすごく細かく筋肉の名前でここを動かしてください、という指示があるので、僕自身にはものすごく分かりやすかったというのがあります。

ー ピラティスをされてご自身のゴルフにどんな影響がありましたでしょうか。

年齢がいき、怪我の障害があるので、自分の思うような動きができなくなって。それから可動域がどうしても狭くなっていってしまう。だから思ったところにクラブのコントロールができなくなってる、ということもあって、そういう中で、細かい動きをすることで可動域が広がったり、それから左右のバランスというのがゴルフはすごく重要なので、それを整えるという意味ではとてもプラスになっていると思います。

スポーツ全般に言えることだと思うんですけど、やっぱりパフォーマンスの時は、自分の姿が見えないんですね。となると、やっぱり自分のイメージで想像でやるしかない。よくゴルフのレッスンでビデオ撮ったり鏡を見て推奨しているでしょ。でももし自分が見ているということは、顔の位置が変わっているということだから。例えばここでピラティスで、皆さんもっとこっちですとか、このポジションですとか、数センチの単位で指示が出るわけで、それってゴルフも一緒なんだよね。鏡を見ながらというのは実際上、ボールを見ているのと、体を見ているのでは視野が違っていることなので、動きが違ってくるんですよ。残念ながらビデオを使ってゴルフの診断をすることがすごく多くなっているんですけど、どんなに優秀なビデオでもレンズ特性というものがあって、レンズの中心は人間の目に近いんですけど、レンズの外に行くと外にどんどん広がっていってしまうという特性があって。ゴルフの中継を見ていると分かると思うけど、右に飛んで行ったボールって、ものすごく右に飛んでいるように見えるじゃないですか。でも実際はそんなことなくて。となると、よく練習場で自分の後ろにビデオを置いてスイングを撮るってやるじゃないですか。あれは、実際のヘッドの動きよりも、外へ違う方向へレンズ特性で動いてしまうので、人間の目は非常に優秀で、脳の中で修正をしてくれるんだけど、ビデオは機械であるが故の特性があって、あれを信じてしまうととんでもないことになる。それを分かっていてやらなきゃいけないんだけど、そうなかなかできない。

自分の体をコントロールすることの難しさっていうのがそこにあって。見ることができないとなると、人の目を頼るしかない。それで自分でやるときに、「どうやってそれを現実と自分のイメージを一致させるか」というのがスポーツでは実はすごく大事なんです。

で、このスタジオでいろんなことをやっていると、自分がこう動かしてるつもりなのに、実際は違った、ということがあって、それを正しい方向に修正する訳でしょ。それがとてもいい訓練になるんじゃないかな、と思います。

だから僕なんかは、ここの筋肉を動かしてくださいと言ってその部分を触られると比較的易しい。でも、触らずに、ここ、と指指されて言われたときに動かせる人ってなかなかいないんですよ。どうやって動かすのか、という知識がないとできない。そういう訓練がすごくいいんじゃないかな、と僕はずっとやっていて思います。

あとピラティスは、機械を使って自分でやることができるという利点があると思います。マンツーマンでずっとやらなくても、マシンの力を借りて自分で練習することができるというのはすごくいいと思います。

ー 井上のレッスンはどうですか?

いやー、それはナンバーワンでしょ(笑)。
最初から、僕が筋肉のことを知っているんじゃないかな、と想像されたのか調べたのか分かりませんけど、ものすごく細かくバンバン出てくるので、そういう意味では凄いな、という印象を持ちました。

ー ご自身も解剖学など結構詳しくていらっしゃるんですよね?

(湯原プロ)そう、僕も怪我をして入院しているときに、ドクターを捕まえて、これはどういうこと、これはどうしてこうなるんですか、というのをものすごく聞くタイプなので。脳の勉強もしたりしているんだけど、言葉に共通点があるので、僕も理解しやすいし感じやすい、と思いました。

ー レッスンが終わられた後の体の感覚って、どんな風ですか。

正直言うと、翌日から筋肉痛です(笑)。自分自身がまだ若いな、と思って。
特にこのコロナ明けで来た時から、急に先生が厳しくなって。結構辛いことをさせられて。筋肉がプルプルなって、あれ?って言うぐらいに久しぶりに強烈な筋肉痛になって。僕にとってはものすごく良いことなんですよ。

このコロナの間にきちんとやらないとと思って、自宅でテレビ見ながらスクワット100回とか腕立てとか肩甲骨動かすとか、100回ずつ家の中で自分なりに続けていながらも、ピラティスやって物凄い筋肉痛が来たので、やっぱり使っていない筋肉が多かったんだな、って思いました。しかも全身。ここのスタジオ、全身やるでしょ。全身筋肉痛ですよ。(笑)2-3日消えなかったかな。

結局自分だけでやると、自分に都合の良いエクササイズややり方しかやってなかったってことですよね。

ー ゴルファーにとってピラティスはいいと我々も思っているのですが、ピラティスの良さってなかなか伝えにくいんですよね。特に男性にとっては分かりにくいものなのかな、と。

ピラティスの何がいいって言われると、僕も色々スポーツクラブに行ったりしてましたけど、まずね、清潔感が全然違うでしょ?雰囲気も全然違うし。女性が多いっていうのは、男性にとっては一つのネックではありますよね。だからそれをどう解消できるか、というのは思っているけど。

なんで最初妻ときたかというと、僕でさえ、最初は女性の場所という印象があったから、妻と一緒じゃないと行きにくいよね、と思ったところがあったはあった。そういうのをうまく解消できると、男性にとってももちろん必要なことだと思います。

あと男性だとどうしても力に頼る。自分のパワーを見せたいから。最初男性がピラティスをやると「なんだこれ」って思うかもしれない。重りを持ち上げた方がいいんじゃないかと思いがち。でも冗談じゃなくピラティスはきついんだよね。リフティングの方が反動を使えるから実は簡単で。あるところから納得がいけば、ピラティスは男性もハマるものだと思います。やっぱり如何にそれを体感をしてもらえるか。でもそれは一回じゃわからない。繰り返し繰り返しやることで、徐々に脳に対しても刺激が入っているだろうから。それを感じられるようになるまでは我慢して続けてもらう必要があるよね。

正直ゴルフのトレーニングって難しいんですよ。ジム行くと、男性だとより早く、より重く、より回数などとやりがちなんで、、、でも実はそうすると、ゴルフには邪魔な筋肉がついてしまう。

今のトップの選手たちは、マキロイにしてもタイガーにしても筋肉が大きくなってきているけれども、トレーナーがついて付けすぎないようにという形でブレーキをかけているんですよ。男性ってやり始めるとどんどん付いてくるから楽しくなってもっとやってしまうんだけれども、そうすると可動域が無くなったり、筋肉が硬くなったりして良くないんです。ある程度の制御をしないといけない。ただそれを指導できる人がなかなかいない。そうすると邪魔な筋肉がどんどんついていってしまう。でもここはそういうことはないんだよね。

あと特に一般の男性にとっては、ウェイトとか使うと障害を起こすことがあるでしょ。自重じゃないから怪我が多い。しかも人の目があるからより重い重りを持ち上げたいと思う。でもピラティスだったら、それがあり得ないから安心ですよね。特に年齢が行った男性にはとても良いと思います。

一方、肉体的な可動域を広げることがいいと思う人も多いけど、女性は可動域が広すぎてベターって開脚をしようとする人いるけれども、あれは腱が伸びすぎているからよくないんだよね。そうするとゴルフのパフォーマンスのためにはよくない。やっぱり決まった範囲までしか行かないから「パンッ(手を叩く音)」というカウンターが働きやすくなることを考えると、柔らかすぎるのも実はダメで。足首なんかも実は硬い人の方がスピードが早いんですよ。柔らかすぎるとスピードを吸収してしまうから、反発が効かない。やっぱりこういうのはスポーツの特性で、両方の刃を持っていて、硬いと怪我をしやすいけど、スピードになる、とかいうこともある。そういうことを考えると、間違いなくピラティスでは体の動かし方を学べるし、体の中でよく言うインナーマッスルにアプローチをするには最善の方法かな、と僕は思います。

もちろんバランスボールに乗ってとか軽いウェイトを持ってとかインナーマッスルを鍛えることはできるけど、ここは色々なマシンを使ってインナーマッスルにアプローチができるからいいよね。

ー とっても勉強になります!ちょっと話は変わりますが、今、大学のゴルフ部の監督をされていますよね?ここでやられることは、指導される上で何かお役に立てていますでしょうか。

僕の父親が工学博士ということもあるんだけれども、自分も理系の頭を受け継いでいるみたいで、やっぱりものに対して裏付けを取るタイプなんですよ。自分もゴルフのスイングをするときにもそうだし、指導をして伝えるときにもそうなんだけど、骨格としてどうなの、筋肉としてどうなのという裏付けが必要なんですよ。だから自分としても色んな経験が僕は必要なんですよ。

自分も怪我が多かったんだけど、その時は何で?って思うことが多かったんだけど、今こういう職業についてみると、妻にも言われることだけど、今までの怪我の経験が人を指導する上ですごくプラスになってるよね、って。そうじゃないと、そこまで詳しくは調べなかっただろうし、痛みというものに対してのアプローチの仕方を勉強してきているんだけど「脳の中の幽霊」っていう本があってアメリカのドクターが書いた本なんだけど、ヘルニアが酷くて2ヶ月間動けなかったことがあったんだけど、そのときにその本を一生懸命読んだんですよ。どうやって脳をある意味騙せるか。障害で、例えばヘルニアで手術をして、痛みの元はとってるのに、痛みが残っているということがある。どうして?って僕の中で疑問で、それに答えてくれる本がこれだったんですよ。

左の手は動くけど、右の手が動かない人が、ボックスの中でミラーを使って、右手も左手と一緒に動いているように見せる。それで左手を動かしていくと、だんだんと右手も動くようになっていく、みたいな話がある。そういうようなことを読んだとき、脳っていうのはやっぱりすごいんだな、脳をコントロールすることで体をコントロールすることができる。脳にアプローチをするためにはどうしたらいいの?と思う部分があって、色んなことをやってみたんだけど、ピラティスがそれの一つなんじゃないかと思って始めてみた部分があります。

ー 「コントロール」という言葉を使われましたが、湯原さんは、脳から発信される信号を、体を通して、筋肉を通して、クラブを通して、最後にボールに伝えて、その行方をコントロールされているのだな、というイメージをすごく今持ちました。

運動って、よく「体で覚えろ」って言うのだけど、実はそんなことってあり得なくて、筋肉って記憶をする装置では全くなくって、脳が全てを記憶していて、脳からの司令で筋肉は動いているだけの話だから、脳に覚えさせないといけない。だけど「ただ打てばいい」「体に覚えさせればいい」というのは実はあまり効果的ではないんですよ。

私は6歳の時からゴルフをしているんだけど、先ほど言ったように父親が工学博士ってこともあったんだけど、「家で勉強をするな」って言われてたんですよ。「そんな学校で覚えて来い」と。学校で授業の中で覚えればそれはそこで勉強できるでしょ、という教育方針で育てられたんですよ。だからゴルフも一緒で、決められた時間しかやらせてくれない。1日に百球とか五十球とか、30分とか1時間とか。それしかやらせてもらえなかった。そう言われるから、どうやったら効率よく上手になるかな、って小さい頃からいっつも考えていた。

だから例えば反復横跳びを早くやるように練習する時に、早く行くためには内側で止めているように見えるんだけど、実際は一度外側にかかってこないと人間てこう動けないのに、教える側はいつも内側でストップをかけるように教える。でも実際行われていることは違う。ゴルフでもこういうことっていっぱいあるんだけど。僕は小さい時から、なんでこういうことを教えるんだろう?とハテナマークがいっぱい付いていた。そういう意味では、違わない?これ?という疑問を持つ子供だったから、早い段階からゴルフで一般的に言われているセオリーっていうのは、間違っているのがいっぱいあるね、というのがいっぱい僕の中にあったんですよ。

ー ゴルフのセオリーで一つよく言われるもので「再現可能性」ってありますよね。

それね、すっごく間違っていて。

ー 笑。そうなんですか??

みんなね、僕も年間通して色んな方と回るんですけど、「いっつもまっすぐ、いっつもグリーンに乗って、いっつも同じように振れていいですね!」って色んな人から言われる。でも、僕ね、ゴルフを始めて依頼、一回たりとも同じスイングをして同じように球を打とうと思ったことが一回もない。残念ながら皆さんの想像と違って。ゴルフっていうのは自然を相手にしているんで、球を打つときに同じ条件ってあり得ないでしょ。クラブを持つのでも、1mmたりとも違わずに毎回持てるかというと持てない。あと自分の体のコンディションも、ある時は手がむくんでて、ある時はしっかり持ててとか。あとスイングをしているときに、風の向きが変わったりすることがある。正面から来てると思ったら、いきなり後ろから来たりする。そういうとき同じことをやっていてもダメで。それに対応できるように、スイングの途中にこれは強すぎだからスピード緩めたり、加速させたり、とか、最初はフックで打とうと思ってたけどやっぱりスライスに打ち替えたり、とか。スイングの途中にそういうふうにできる準備を僕はずっとやっている。

それが多用力で、ゴルフで同じことをやらないことがゴルフでは求められるのに、なぜか同じことをしなさい、とみんなが教えてしまうから、そう思われてしまうんだよね。

僕も何億回、何兆回という数の球をスイングをして打っているけれども、一回たりとも同じスイングをしたいと思ったことがない。だから、変化に対応できるようにしておくのがゴルフの練習。

僕のコーチに、スイングの途中でスライスとかフックとか、高い球とか低い球とか言ってもらう練習をよくしてる。その瞬間に筋肉にそういう反応をさせて、軌道を変えれば球も変わるでしょ。でもそれを変化させるためには、持っているときにクラブのヘッドがどこにあるか、どっちを向いてるかとか分かってないとできないでしょ。それを感じれるために、練習をしている。だから、鏡を見ても意味がない。神経を研ぎ澄ませて、軌道の変化を付けさせる訓練をすることがゴルフでは大切なのに、みんな毎回同じことをしてください、と言う。これは間違い。

ー 実は、ピラティスって、今はエクササイズが「ピラティス」と呼ばれていますが、ジョセフ・ピラティスさんが生きていた時は「コントロロジー」って呼んでいたんです。

あー、そうなんだ。確かに自分で筋肉をコントロールしないとできないよね。て言うことは、脳が指令していると言うことだね。そう言う意味で、僕がやろうとしていることに、一番近いものだなって言うのがすごくあったんだね。だから続けてる。

ヨガとは少しやっぱり違うよね。ヨガは精神世界が強い感じかな。ピラティスは動きと言うのが大きいよね、ポーズって言うよりもね。やっぱりそこが大きく違うよね。

ー ゴルフのトレーニングって奥が深いですね。なんかそこまで行き着くのにだいぶ時間がかかりそうな気がして来ちゃいました。(笑)

(笑)結局ね、ゴルフって、振ったときに通そうって思うところにクラブを通せればいいんですよ。ゴルフって、練習場で反復しやすい環境が作られているでしょ、特に日本では。マットが敷いてあって平らで。でも実際ゴルフ場に出てしまうと、やっぱり実際それは違うわけだよね。自分の球があるところに、自分のクラブを降ろせるようになる訓練が必要。極端に言うと、どんな格好をしていても、パンって当たるような練習が出きていればOKなんだよ。

マニュアルってものがあるけど、マニュアルっていうものは一番レベルの低いところに設定されていて、それが誰でもできる内容じゃないといけない。例えば料理でも、一番うまい人に合わせると、それはみんな作れないから、できない人でもできる内容にしないといけない。それを基準にしないといけない。ファーストフードはだから回るわけで。

でもどこかの料亭とかどこかの3つ星レストランだとかなると、やっぱりそこのシェフしか作れない。ゴルフももちろん同じことで、最初はまあ分からないから、日本の場合はスクールにまずは入って大体同じマニュアルに沿って教えてもらうわけなんだけど、そこで教える内容がマニュアル化されているから、やっぱりゴルフはうまくいかないと言うところがあって。

やっぱり基本はマンツーマンで、その人の特徴に合わせる必要があるとは思ってます。僕、その東京国際大学のゴルフ部の監督でもあるんだけど、教授にもなっていて授業を教えてるんですよ。そうするとゴルフを経験したことのない人たちにゴルフを教えてもいるんだけど、通常皆さんがスクールで習っていることは僕は教えていないと思う。

例えばバンカーショット。砂の上に板チョコがあって、その真ん中にボールが乗ってる。普通にサンドウェッジでまっすぐに構えて、普通にスイングをして、その板チョコをスパンって取ってごらん。普通にまっすぐに打っていいから。

これをやればスパンって出る。

みんながこういう風にやって、こうやってやるんだって教えるから、そう思っちゃうんだけど、実はそうじゃない。少なくとも砂を爆発させるためにはスピードヘッドが必要。でも普通じゃない構え方をするとスピードが出るはずがない。特に女性のクラブは柔らかいでしょ。普通にまっすぐ振ることでスピードも出せるし、出るに決まってるんだよ。

ー 今すぐ、板チョコ買ってバンカーに行きたくなりました!(笑)

もちろん色々飛ばないようにようにしたり練習しなきゃいけないんだけど、まずは出すことが必要で、授業の中でゴルフをしたことのない子たちにバンカーの授業でこれを教えると、他のやり方を知らないから、みんなボンってすぐ出るんだよ。変なことしないから。マニュアルっていうのはそういうことで。教える側に都合がいいように作ってあるっていうのもあるから、必要のないものが組み込まれることも多いんだよね。

実はプロのアスリートって、やっぱりそれが自分の生きる道だから、本当のことは全部言わないんだよね。でも僕みたいな立場になると、ゴルフ部の子たちにも自分の近くの人たちにも、本質を伝えてしまう。そうすると「え、そうなんですか??」っていうことがものすごく多い。一般的な理論で頭が凝り固まってしまうと、そういうことを前提に考えてしまうし、Youtubeとか見てやってみようって思うこともいっぱいあると思うんだけど、実は間違っていることがたくさんある。まあ、それがスポーツのいいところでもあり、楽しみでもあるんだけど。

ー ボールが毎回違う、スイングは毎回違うというのは、言われると当たり前のことのようですが、衝撃的でした。

違わなきゃいけない。それが違わなかったら、1ヤード、2ヤード、どうやって打ち分けられますか?ってなってしまう。それを要求される訳だから。これは8割。これは6割。これは4割。とスピードをコントロールできるようにならないといけない。その自分の感覚と、現実を一致させられるようにしないといけない。それを近づける練習をしないといけない。それにはピラティスがぴったりだよね。

ー ありがとうございます!大変勉強になりました。最後になりますが、今後の目標などありますか?

死ぬときに笑って死にたい(笑)。そのためには体のメンテをしないといけないし、ゴルフのパフォーマンスをあげることもそうだし、ゴルフの指導も一つの楽しみになっているし。家族も孫ができ、楽しく老後を過ごしたいというのが大きな目標です。実は僕海も好きで、スキューバのライセンスも持っていて、一級船舶の免許も持ってるんです。海で楽しく遊ぶための体の訓練をしていきたいな、と思っています。ヘルニアでそれができなくなっているんで。水中に入って潜水するのはすごくボディメンテナンスには圧力がかかるからいいんだけど、タンクを担いでビーチエントリーしないといけないからそれが負担になるから、ちょっと辞めてたんだよね。

ー それのためにもぜひピラティスをお役立ていただければ嬉しいです!ゴルフとピラティスの体をコントロールするというコンセプトが、物凄いリンクしているんだなっていうのを、改めて感じることができました。自分もゴルフはまだ必死に打ってるだけなので何も考えて無かったのですが、、、

毎回、こうしようって思ってやることが大事。それにどういう風に一致できるか、というのが大事。反復練習っていうのは悪くないけど、非常に非効率的。しかも練習場で練習する時って、打ってから次打つまでが短いでしょ。実際コース行くとインターバルが長いから、反対に考える時間も長いわけ。今度当たんなかったらどうしよう、とか、こっち行ったらいやだな、とか色々考えるから。本来はそれを練習場でもやった方がいいんだけど、なかなかできないから、せめて一球一球、こういう風に打ちたいなと思ってやることが大切。脳って騙すこともできるわけで。コースで右に行くの嫌だなって思うと右に行くでしょ?それって脳がそう指令しているのよ。脳ってダメ、良いって言う判断ができないから「右ダメ」って思っても「右」だけ脳が記憶して「右OK」って言う指令になっちゃう。だから「右打ちなさい」になってしまう。だから本当は「右はダメだよね。左に打ちなさい」ときちんと指令しないと、「右行っちゃ嫌」ではダメなのよ。「こうして打ちたい」と言うのをしっかり意識してやっていると、脳もそれの訓練がされる。それが電気的に体に指令をするようになる。それの訓練がなければシナプスなどの物質が色々な伝える訓練をするから指令になって、そうやって脳に皺ができてくるわけだから。それは意識してやらないと。スポーツだからと言って、筋肉に覚えさせろ、と言うのは大きな間違いなのですよ。

だってピラティスはそんなことできないでしょ?体に覚えさせることなんてできないでしょ?

ー できないです…。(笑)

同じことなんだよ!(笑)運動は全部一緒なんだよ。悪しき風習がそうなってしまっているけど、考え方を変えないと。

人間って不安って思うと次から次へと球を打ちたくなるじゃない。僕、最近は忙しくて時間があまり取れなかったんだけど、自分の練習として各クラブ5球だけ打つことにしたの。13本あるクラブ全部それぞれ5球だけ打つ。時間にするとほんの30分くらいで終わってしまう。で、最後の球でミスしたとしても、必ず次のクラブに行く。普通はそう言う感覚ないでしょ。当たるまでやって次だよね。でもコース行って当たらなかったとしても、次のクラブに行かないといけないでしょ。て言うことはその訓練をした方がいい。ミスショットしてもそこで自分が断ち切ると言うことをしないといけないんだよ。コースでミスショットをしたら、次に行かないといけないわけでしょ。それも自分の感覚として訓練してないと、意識の訓練をしておかないと、すぐに試合に出たりすることができないからね。急にやっても不安になってしまうから。パーンって打って、あ、失敗、はい、次のクラブ、ってできるようにしておかないと。それも訓練。

急いで次に同じことをしなくても、次のものを準備をして新たにやる、と言うことができていれば急ぐ必要がない。慌てるという感情はよくないからね。アスリートってせっかちだし早く結果を出したいから、基本。でもこう言うのって早く結果は出ないから。そう言う訓練が実は一番の近道なんだよね。

ー 本当に勉強になりました。貴重なお話、本当にありがとうございました!今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ー 質問が入ります。

回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。

ー 質問が入ります。質問が入ります。質問が入ります。質問が入ります。質問が入ります。質問が入ります。質問が入ります。

回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。回答が入ります。