皆さま、こんにちは!
いよいよ本格的に寒くなってきましたね。
そんな身体の固まりやすい時期も、ぜひピラティスで呼吸と共に全身運動をし、身体の中から温めていきましょう!
さて、お身体を動かす際、「このエクササイズはお腹だな!」「おっこれは腕だな!」と効いている部分を感じ、効果を感じられる方も多いのではないでしょうか。
この「効いている!」と皆さんが感じる筋肉を『主動筋』と言います。
それに対して、お身体を動かす際には必ず『拮抗筋』という筋肉が関係しているのをご存知でしょうか?
本日はこの『主動筋』と『拮抗筋』の働きについてご紹介したいと思います!
まず、筋肉というのはスムーズに伸び縮みできるというのが一番良い状態です。
偏った筋トレをしたり、過度な運動をしたりすると、筋肉が硬くなり、この伸び縮みを制限してしまうことが多々あります。
伸び縮みが制限されると、他の部位へ負担がかかったり、無理矢理引っ張ることにより、痛みが出たり、怪我の原因になることもあります。
では、スムーズに伸び縮みできる質の良い筋肉作りをするためには、どのようにするのが良いのでしょうか。
そこでヒントになるのが、『主動筋』と『拮抗筋』の2つの関係です。
例えば、馴染みのある部分で説明すると・・・
肘を曲げるという動作では主に上腕二頭筋(力こぶの筋肉)を使います。
これが先程お話したように「効いている!」と感じる筋肉、『主動筋』です。
その反対側にある、二の腕の裏側の筋肉である上腕三頭筋が『拮抗筋』となります。
『拮抗筋』とはつまり『主動筋』を使うことで伸びる筋肉を指し、そして『主動筋』の動きによりケガをしないよう働きを制御してくれる役割があります。
腕以外にも私たちの身体には沢山の『主動筋』と『拮抗筋』の関係性があります。
主に、身体の中で対(つい)になって付いている筋肉と考えてください。
例えば、前ももに対して裏もも、お腹に対して背中の筋肉などです。
『主動筋』は縮むことで働き、『拮抗筋』は伸びることで働きます。
つまり『主動筋』を使うことにより、『拮抗筋』は伸ばされる=ストレッチされるのです。
ストレッチと言われると、静的ストレッチと呼ばれるじーっとして筋肉を伸ばすストレッチが、一般的にはストレッチとしてはイメージに近いと思います。
しかし、そういった弛緩ストレッチをするだけでは、固まった筋肉は柔らかくならないため、よりスムーズにお身体を動かすためには、この『主動筋』と『拮抗筋』の関係を使い、動的にストレッチをかけてあげることも大切です。
例えば、普段背中がガチガチと感じる方は、背中を丸めて止まり、ゆるめることも大切ですが、それだけでなく反対側の腹筋のエクササイズを行うことで、自然と背中は『拮抗筋』として引き伸ばされるため、しっかりとストレッチをかけることができます。
では『主動筋』と『拮抗筋』を意識したストレッチは、どのように行ったら良いのでしょうか。
実はそれが得意なのがピラティスなのです!
ピラティスではこの『主動筋』と『拮抗筋』の関係性を意識してエクササイズを行い、お身体のバランスを整えていきます。
だからこそピラティスでは柔らかくしなやかに動かせる身体作りが可能なんですね!
特にマシンピラティスでは弱い部分をマシンがサポートしてくれるため、しっかりと効かせたい部分に効かせ、強すぎる部分にストレッチをかけていくことができるのでおすすめです!
みなさんもマシンピラティスで『主動筋』と『拮抗筋』を意識して、しなやかで美しい身体を作っていきましょう!
スタジオでお待ちしています。