皆様こんにちは!
今回は筋トレとマシンピラティスの違いについてお話します!
最近はクライアント様の中でも、マシンピラティスとウェイト(重さ)を使ったジムなどで行う筋トレを並行して行う方が増えています。
どちらもマシンなどを使用して行うトレーニングですが、マシンピラティスと筋トレではどのような違いがあるのでしょうか?
今回は代表して3つの違いをご紹介いたします!
まず1つ目に「目的」の違いです。
ジムなどで行うウェイトを使った筋トレは、主に「筋力の強化」や「筋肉量の増加」を目的とし、鍛えたい部分をピンポイントで強化したり、体格を大きくしたりするためのトレーニングです。
対して、マシンピラティスは、「姿勢改善」や「コアの強化」に重点を置いていて、根本的な身体の歪みを改善し、エロンゲーション(背骨を引っ張り伸ばす意識)を常にすることで、しなやかで伸びのある筋肉を育てていくのが特徴的です。
2つ目に「呼吸」の違いです。
筋トレは酸素を意識せず、短時間で身体の外側についている筋肉であるアウターマッスルを鍛える無酸素運動です。
血中や筋肉に貯蔵されている糖をエネルギーとして使用するため、筋力や基礎代謝の向上が期待できます。
マシンピラティスは、呼吸を常に意識しながら、身体の深層部にあるインナーマッスルを鍛える有酸素運動で、体脂肪をエネルギーとして使用するため脂肪燃焼効果も期待できます。
続いて「負荷」の違いです。
筋トレは、ダンベルやバーベルなど、重量のある器具を使用し、筋肉に高い負荷をかけて行います。
そのため、鍛えたい部位にピンポイントに、そして大きな筋肉にしっかりと効かせることが出来ます。
それに対し、マシンピラティスはクライアント様の筋力や目的に合わせて、重さを調整し、比較的低負荷で、インナーマッスルに働きかけながら、エクササイズを行うため、初心者の方には続けやすく、運動が苦手な方や体力に自信がない方にも向いています。
また、エクササイズによっては軽ければ軽い程、難易度が上がり、効果を発揮するものもあります。
例えば「ブリッジ」です。
このエクササイズではスプリング(重さ)を重くすると、安定してマシンがお身体をサポートしてくれる役割を持ち、軽くすると、キャリッジが動きやすくなるため、キャリッジを動かさないようにすることで、チャレンジになり、ハムストリングや臀筋にしっかりと効いてきます。
軽いことにより、難易度が上がり、キツくなるのです!
このようにレッスンを行う際、スプリングの重さに注目してみるのも面白いですね!
以上、ここまで3つの違いについて紹介していきましたが、筋トレとピラティスでは目的や効果が大きく異なることが分かりますね。
根本的な身体の歪みやバランスを整えつつ、インナーマッスルを一緒に働かせ、しなやかな筋肉を鍛えていく「ピラティス」と、鍛えたい部位をピンポイントに、または全身のアウターマッスルを強化する「筋トレ」
それぞれメリットがありましたね。
インナーマッスルを鍛えて、しなやかな筋肉をつけたいけど、今日はしっかり使った〜という感じが欲しい方!
BDC PILATESには「Barre」や「Barre Work」というクラスメニューがあるのはご存知ですか?
Barre
前半に有酸素運動のreformerでインナーマッスルを鍛えたあと、バレエバーを利用して立位の状態でのアウターエクササイズを行うクラスです。
Barre Work
reformerは使用しない40分の集中型クラスで、音楽に合わせてテンポ良く有酸素運動を行い、心拍数を上げ、全身のアウターマッスル・インナーマッスルの両方にアプローチしていきます。
Barre と Barre Work のクラスは器具は使用しないため、いわゆるウェイトトレーニングなどの筋トレとは少し異なりますが、インナーマッスルとアウターマッスルをバランスよく鍛えることで、高い相乗効果を発揮し、より強い身体を作ることができます!
Reformerのクラスよりも少しハードになりますので、気になっている方やまだ受けたことのない方も是非この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか?
ご自身の目的にあったトレーニングを組み合わせながら、一緒に理想の身体づくりをしていきましょう!