今日はピラティスで大切なコア(体幹を安定させるためのインナーマッスル)のうちの一つである
「横隔膜」について紹介していきます!
ピラティスを始めたばかりの人のほぼ全員が直面する最初の壁!?
「ピラティスは呼吸が難しい」
その原因の一つに「横隔膜の機能の低下」が挙げられます。
ピラティスを始めてみたけど、呼吸が難しい!と感じている方
ぜひ読んでいただきたいです。
【横隔膜の役割について】
横隔膜とは、肋骨の下部にドーム状にかかっている筋肉で、
他のコアの筋肉(骨盤底筋、腹横筋、多裂筋)と共同して体幹部の安定性を作り出す筋肉です。
横隔膜は
吸う息で、お腹の方に降り
吐く息で、頭の方に上がっていきます。
呼吸とともに横隔膜が上下に動くことで、他のコアと連動して
骨盤の上に肋骨と頭がスッキリ乗っている状態を保ちやすくなります。
【横隔膜の機能低下の原因】
・姿勢が悪い
・猫背
・肋骨がぱかっと開いている(リブフレア)
上記のような姿勢が慢性化していると横隔膜の機能は低下しています。
では、横隔膜の機能が低下するとどうなるか??
首や肩周り、肋骨周辺が緊張し、呼吸が浅くなります。
すると更に悪い姿勢を助長する、といった悪循環。
これが「ピラティスの呼吸」を難しくしている理由なのです。
ピラティスで重要視しているコアを強化するための呼吸は
良い姿勢でないと入りづらいので、難しいのは当然なのです。
身体に悩みを抱えている=呼吸がしづらい
ということです。
しかし、呼吸がうまくできないままでは、コア(インナーマッスル)が使われなくなり
ピラティスのエクササイズが効きづらくなってしまったり、怪我の原因ともなりやすいのです。
特に、猫背改善や、肩周りの不調改善を希望している方は、
呼吸が浅く、横隔膜の動きが悪くなっている場合が多いので
緊張している首や肩、肋骨周りをほぐすような動きを入れて
「ピラティスの効果を最大限発揮するための呼吸」が入っていくようにしながら
全身のバランスを整えていきます。
難しいお話をさせていただきましたが、難しく考えなくて大丈夫です!
横隔膜を含む「コア」を呼吸とともに機能させながら動く「ピラティス」
レッスンを終えた後は自然と
「呼吸がしやすくなった!」と声をいただくことも多いです。
ピラティスは解剖学に基づいているため、
骨や筋肉のイメージを持ちながら動いていくことは、
自分の身体を、より正しいポジションに導いていく手助けをしてくれます。
「正しい筋肉に効いているかな?合っているかな?」
とご自身でも確かめながら動くことができるように、
BDC PILATESでは必要に応じて、解剖学的な説明も挟みながらわかりやすくレッスンを進めていきます。
各スタジオにあるガイコツの模型を使ったり、ご自身で触って確かめてみていただいたり…
今日も皆さんの身体の不調やお悩みが少しでも解決できるように
身体のスペシャリストであるBDC PILATESのインストラクターがお待ちしております!!