すべり症とマシンピラティス | 東京のマシンピラティス専門スタジオ BDC PILATES (BDCピラティス)

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すべり症とマシンピラティス

2024.09.21

皆さまこんにちは。

今回はすべり症という症状と、気をつけるべきこと、マシンピラティスをすることでの効果について説明します。

 

<すべり症とは?>

椎間板(背骨を形作る椎骨と椎骨との間にある軟骨)の変形や、脊椎に前後のズレが生じて起こる病気です。

骨(背骨側)が前方(お腹側)にすべることによって、神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、腰痛や下半身のしびれなどの症状が出ます。

多くは腰椎に発症します。

すべり症は発症の仕方によって、いくつかに分類されますが、今回は「腰椎分離すべり症」と「腰椎変性すべり症」の2つについて説明をしていきます。

 

◎腰椎分離すべり症

腰の曲げ伸ばしや捻りの運動を繰り返すことで徐々に骨の分離が起こる「疲労骨折」と考えられています。

骨が成熟していない発育期に、スポーツで腰部に負担がかかることで発症する場合があります。

 

◎腰椎変性すべり症

加齢が原因で腰椎の周りの椎間板などの組織が変性し、腰椎の安定性が失われることによって起きます。

分離すべり症に比べ高齢で発症し、骨などの組織が変性を起こしやすい女性に多いと言われています。

 

<気をつけるべきことは?>

できるだけ腰に負担のかからない行動を意識する必要があります。

①ジャンプや、腰を強くひねる動作、重いものを持ち上げる運動は、腰に負担をかけるので基本的に控えましょう。

②腰に痛みやしびれがある方は、腰を反ったり捻ったりするストレッチを避けましょう。腰椎が前方に押し出されて症状が悪化する場合があります。

すべりが悪化すると、脊柱管や神経の圧迫を引き起こし、”脊柱管狭窄症”や”椎間板ヘルニア”という症状になる可能性も高まります。

 

それではすべり症の悪化を防ぐためには、どのようにしたら良いのでしょうか?

そこで、おすすめなのがピラティスです!

マシンピラティスは、元々リハビリとして開発されたものです。

マシンにより、お身体の弱いところをサポートしながら、安全かつ無理なく、体幹やインナーマッスルを鍛え、しっかりと背骨を支える筋肉を強化していくことができます!

 

マシンピラティスがすべり症の方にもなぜ良いかというと・・・

腰が滑らないようにするためには、体の中心にある下の図で表しているインナーマッスルの働きが重要になります。

 

横隔膜(おうかくまく)・多裂筋(たれつきん)・腹横筋(ふくおうきん)・骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)と呼ぶ四つの筋肉が、腰骨を四方から支えています。

特に腹横筋というコルセットの役目をする筋肉が鍛えられることで、何か動作をするときに腰に負担がかからないよう、また腰を反りすぎないようにブレーキをかけてくれます。

マシンピラティスでは、これらのインナーマッスルを鍛えるのを得意としています。

また腰に痛みが出る場合、その周辺にある股関節や胸周り、そしてさらに上下にある足首周りや肩や首周りなど様々な箇所に原因があることが多いのですが、マシンピラティスでは腰に負担をかけずに、腰をサポートしたまま、全身をしっかりと動かすことができます。

そのことにより、腰をかばっていて痛くなっていた部分の解消や、腰に負担がかかりやすい原因を見つけ、解消ができるため、結果、お身体全体が楽になります。

 

整体やマッサージなどでは、一時的な腰の痛みは軽減されるかもしれませんが、長期的に考えると、ご自身の筋肉を鍛えないと同じ痛みを繰り返すことになります。

そのため、ピラティスで筋肉の強化をしていくことがおすすめなのです!

最近では、お身体に何か症状をお持ちのクライアント様が、お医者様からマシンピラティスを勧められて来ましたとスタジオにお越しになるケースも増えました。

特にプライベートレッスンでは、お一人おひとりに合ったレッスンをご提供できますので、腰の調子を見て欲しいから、初めは少しグループレッスンでは不安という方も、ぜひご相談ください。

BDC PILATESのマシンピラティスで安全かつ効果的に、健やかなお身体を手に入れましょう!

スタジオでお待ちしております!

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