鼻呼吸のメリットを活かすピラティス | 東京のマシンピラティス専門スタジオ BDC PILATES (BDCピラティス)

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鼻呼吸のメリットを活かすピラティス

2025.04.13

こんにちは!

ようやく寒い冬が終わり、暖かい風が気持ちよくなってきました!

深呼吸をすると春の匂いを感じます。

 

さて、私たちは無意識のうちに呼吸をしていますが、「口呼吸」と「鼻呼吸」では、身体への影響が大きく異なります。

特にピラティスでは「鼻呼吸」を意識することが、身体のコントロールや姿勢改善に役立ちます。

 

今回は口呼吸と鼻呼吸の違い、鼻呼吸のメリット、そしてピラティスと鼻呼吸の関係について解説していきたいと思います!

 

<口呼吸と鼻呼吸の違い>

 

◎口呼吸とは?

 

口呼吸は、口から空気を取り入れる呼吸法です。

現代では、ストレスや姿勢の悪化により、無意識に口呼吸になっている人が多いと言われています。

 

◎口呼吸のデメリット

 

・酸素の吸収効率が悪い(浅い呼吸になりやすい)

 

・喉が乾燥しやすく、風邪や感染症にかかりやすい

 

・自律神経のバランスが乱れやすい(交感神経が優位になり、リラックスしづらい)

 

・姿勢が崩れやすい(猫背やストレートネックの原因に)

 

◎鼻呼吸とは?

 

鼻呼吸は、鼻から空気を吸い込み、鼻または口から吐く呼吸法です。

ピラティスでは、鼻から吸って口から吐く呼吸法が基本となっています。

 

◎鼻呼吸のメリット

 

・空気を浄化・加湿できる(鼻のフィルター機能が働く)

 

・酸素をしっかり取り込むことができる(肺の奥まで空気が届きやすい)

 

・副交感神経を刺激し、リラックスしやすくなる

 

・口元の筋肉が引き締まり、フェイスラインが整う

 

・姿勢が改善しやすくなる(体幹が安定しやすい)

 

<ピラティスと鼻呼吸の関係>

 

ピラティスでは、 「胸式呼吸(ピラティスブリージング)」 を基本としています。

これは鼻から吸い、口から長く吐く呼吸法で、肺をしっかり使いながら、横隔膜や肋骨の動きを意識するものです。

 

<ピラティスの鼻呼吸のメリット>

 

◎ インナーマッスル(深層筋)が活性化する

→横隔膜とインナーマッスルは連動して働いてくれる。

 

◎ 腹圧が高まり、体幹が安定する

→腹横筋というお腹周りをコルセットのように囲っている筋肉が体幹を支えてくれる。

 

◎ 動きのコントロールがしやすくなる

→腹圧を一定に保つことにより動きが安定しやすい。

また、肋骨を広げて呼吸するため、胸周りの筋肉や骨がしっかりと動き、肩や首周りの不必要な力みを防ぐことができる。

 

◎ リラックスしながら集中力を高められる

→胸の空間を押し広げるように呼吸するため、呼吸が深くなる。

 

例えば、 ロールアップ(Roll Up)やハンドレッド(The Hundred) などのピラティスエクササイズでは

「吸って肋骨を広げる」「吐いてお腹を引き締める」という呼吸が重要になります。

 

<鼻呼吸を意識するためのエクササイズ>

 

◎バンドを使った呼吸エクササイズ(ピラティスブリージング)

 

1. あぐらで座り、肋骨の周りにバンドを巻く。

2. 鼻から深く息を吸いながら、肋骨を横に広げる。(この時、バンドが少し引っ張られ短くなる)

3. 口から長く息を吐きながら 、肋骨を閉じるように意識して、お腹を凹ませる。(この時、バンドが少し緩み長くなる)

4. これを 5〜10回繰り返す。

ポイント:肩や首に力を入れず、お腹と肋骨の動きを感じることが大切!

 

鼻呼吸でピラティスの効果を最大限に!

普段の呼吸を、意識的に「鼻呼吸」に変えることで、身体には様々な効果があります!

特にピラティスの胸式呼吸を取り入れると、姿勢改善、首や肩こりの解消や血液循環の向上など、様々なメリットが生まれ、リラックスしやすくなります。

 

日常生活でも「口を閉じる」「鼻から吸う」ことを意識しながら、健康的な呼吸習慣を身につけていきましょう!

 

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