皆さんこんにちは。BDC PILATESのKotakeです。
今日はピラティスでよく聞く「エロンゲーション」についてお話していきます。
まず、エロンゲーションとは「伸長」という意味があり、その意味の通り、エクササイズ中に伸びることを意識していきます。
では、伸びると言ってもどのようにを伸ばすのか、またどういった効果があるのでしょうか。
① どこをどのように意識するのか
正しい姿勢で、脳天から尾骨までの背骨を引きのばし、そこから四肢(腕や脚)に繋げるように意識していきます。
*骨盤、背骨、肩甲骨、肋骨、首、を正しいポジションにした状態でエクササイズをすることが重要です。
慣れた身体のままでの動作では改善にはつながりません。
自分のポジションが正しい位置にあるかどうかは、レッスン内で講師たちがチェック、修正します。
また、エクササイズによって意識の仕方が変わってくるため、そこはインストラクターの説明に従うようにしてください!
背骨には、頚椎・胸椎・腰椎と上から順番に並んでいます。
頚椎 → 7個
胸椎 → 12個
腰椎 → 5個
この背骨全体に空間を出すように動いていきます。
普段気が付くと頭が前にきていたり、肩が巻くように前にきていたりする方…。
そのような姿勢を取り続けていると、関節や筋肉などに支障が起き、姿勢が常に悪くなり、歪み、腰痛や肩こり・首こり・頭痛など様々な症状が出始めます。
また、年齢を重ねることで筋力が衰えて、体を支えることが難しくなり、重力に負けて姿勢を崩してしまっている方が多いです。
そこで、エロンゲーションの意識が大切になってきます。
② どのような効果があるか
1.まず、ピラティスで必要となるインナーの筋肉が稼働しはじめます。
アウターの筋肉は手でさわれる表層の筋肉で、インナーの筋肉は骨に近い手で触れない部分になります。
だからこそ、インナーの筋肉の感覚が難しいと思われる方もいらっしゃいますが、
エロンゲーションを常に意識していくことで、インナーの筋肉が使え、コアの強化に繋がっていきます。
2.姿勢改善に繋がります。
人の背骨は本来、一つひとつ動くべきところです。
柔軟性が出て、頭から骨盤までの距離が出て、本来あるべき背骨の位置になることで、姿勢が自ずとよくなります。
また、ピラティスを始めて、実際に身長が伸びた方もいらっしゃいます。
なぜかというと、背骨1つひとつがうまく機能していない状態(つぶれてしまっているようなイメージ)を、
エロンゲーションを意識して使うことで、もともと縮んでいたところが伸びた(本来の身長にもどった)からです!
また、動きの効率性が増し、ケガの防止、痛みや凝りの解消、太りにくい身体づくりができます。
ぜひ、「身体を伸ばす=エロンゲーション」を意識して今後のレッスンを受けていただけると嬉しいです。
マシンピラティスのエクササイズの意味合いがよりでてきますよ!
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