ニューヨークよりピラティス便り29 | 東京のマシンピラティス専門スタジオ BDC PILATES (BDCピラティス)

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ニューヨークよりピラティス便り29

2024.08.10

皆様いかがお過ごしでしょうか。

BDC PILATESアドバイザーのHasegawaです。

全世界的に猛暑なのか、ニューヨークも8月ともなると、30℃を超える夏日が当たり前のように続くので、暑さ対策に色々工夫をする毎日です。

ニューヨークでは、日傘を使う人は稀なので…私が街中で日傘をさしていると、ジロジロ見られたりすることもありますが、人目を気にせず、お天気が良い日は、もっぱら日傘愛用中です。

そんな真夏のニューヨーク、お休みの日に水辺を求めて出かけたのは、マンハッタンの南にある港の側の公園、Rockefeller Parkロックフェラー・パーク。

この公園に行くには、地下鉄のワールドトレードセンター駅から冷房のガンガン効いた地下の直結通路を通ります。

駅から隣のショッピングモールまで続いているので、屋外を歩かずに公園まで行くことができます。

Brookfield Placeブルックフィールド・プレイスというモールには、ショップやレストランなどがたくさんあり、観光客も訪れますが、公園は犬の散歩をする人、ジョギングをする人など、地元の人々の憩いの場になっています。

そして、ウォール・ストリートのオフィス街のエリアにあるので、屋外のテーブル席のバーやレストランは、夕方になると仕事帰りの人たちで賑わいます。

マンハッタンには、川や海沿いに公園が沢山あります。
自由の女神の正面にある有名なバッテリーパークも、ここから海沿いにもう少し東へ行ったところにあります。

自由の女神と言えば、下の写真にも(中央左に)極小サイズで写っているんですよ。

この公園からハドソン川沿いの遊歩道を北上すると、トライベッカ辺りまで続いています。
なのでトライベッカのセレブな住人達が、この公園までランニングしている姿をよく見かけます。

さて、今回はプライベートレッスンに使われるマシンの一つ、チェアについてお話ししたいと思います。

エクイップメントの中で一番小さいこのチェアというマシンは、一見地味に見えますが、NYのピラティス界隈ではかなり知名度があります。

3人〜5人の少人数グループのチェアー・クラスを実施しているスタジオもNYでは珍しくありません。

マシンの構造としては…黒と白に色分けされたスプリングが4本、シートの下に付いていて、足または手を乗せるペダルの重さを調節できます。

ペダルは2つに分けて使うこともできるのですが、通常は左右のペダルは同時に動くよう、真ん中にある細いバーで固定されています。

シートに座りペダルに足を乗せ、下に向かって押す…というのが、チェアのエクササイズの基本、”フットワーク”になります。


Model: Emi Ueda

また、ピラティスの中では数少ない、スタンディング(立位)でのエクササイズもいくつかあります。

立った姿勢から背骨一本一本ロールダウンし、手をペダルに乗せ、数回下に押してからロールアップし、元の姿勢に戻ります。

この写真でもわかるように、ロールダウンすることによって、背骨が真っ直ぐかどうか確実にチェックできるので、姿勢矯正にも有効なエクササイズです。

他には…片脚で立って、もう一方の足をペダルに乗せ、バランスを取りつつ、ペダルを片足で押すエクササイズなどもあります。

こちらの動きはペダルを乗せている足だけでなく、立っている脚の強化、内腿やハムストリング・大臀筋にも効くエクササイズです。

どちらもビギナーの方にも安全に楽しくできるエクササイズです。

上級者には、全身のバランスを取りながらコアを鍛える、難易度が高めのエクササイズもあります。

チェアは小さいながらも、色々なポジションでの動きができる多機能なマシン。

チェアのエクササイズでは、バランスを取り、ポジションを保つためにコアを使うことがポイントです。

さらに、足や手で直接ペダルを押すので

“負荷=スプリングの重さが感じやすい!”という利点があります。

ピラティスというと仰向けのエクササイズが多いイメージもあるかもしれませんが…

色々な姿勢でコアを鍛えていくのがピラティスのメリットの一つ。

そういう意味でも、チェアは小さいながら機能性の高いピラティスマシンと言えるかもしれません。

それでは、また次回に。

Have a nice day!!

 

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