多裂筋について | 東京のマシンピラティス専門スタジオ BDC PILATES (BDCピラティス)

-

Blog

多裂筋について

2023.08.03

今日はピラティスで大切なコアのうちの

つである多裂筋について、解説していきます!!

 

後述していますが、特に「腰痛」でお悩みの方には、

頭の片隅に覚えておいていただきたい筋肉です…!

多裂筋は、コア(体幹を安定させるためのインナーマッスル)のうちの一つです。

 

 

 

このように、脊柱の深層部に着いている筋肉で、姿勢を支えるためにとても重要です。

 

【多裂筋の役割】

首、胸、腰、骨盤(仙骨)まで、一つ一つの背骨を繋いでいる多裂筋ですが

腰の背骨の辺りを見てみてください。

すこし太く発達しています。

 

腰のあたりの多裂筋と腹横筋は連結していて

「筋肉のコルセット」として腰の背骨と骨盤を支える役割を持っています。

 

【多裂筋が機能しないとどうなる…?】

強固な骨や靭帯が少なく不安定な腰まわり

それを支えている「筋肉のコルセット」が

長時間機能しない状態が続くとなると、どうなるでしょう??

 

そうです!

「腰痛」に繋がります。

 

ここで多裂筋の機能低下をセルフチェックしてみましょう!

 

▼日頃の姿勢の癖

普段座っている時、お腹周りがぐしゃっと潰れて腰が丸まっていませんか…?

 

▼スポーツやトレーニングでの身体の酷使

・背骨を反る動きが多い(バレエやダンス、新体操など)

・背骨をツイストする動き多い(ゴルフ、テニスなど)

 

筋トレメニューを行っているのに、練習すればするほど

腰に痛みが生じたりしていませんか?

 

インナーマッスル(多裂筋)の機能が低下している状態で

アウターマッスルだけを鍛えても、腰痛の改善やパフォーマンスアップにつながらない場合があります。

 

この記事をご覧になっている方の中には、

腰に痛みを抱えて受診したことがある方も

いらっしゃるのではないでしょうか。

 

よく耳にするところで言うと、

背骨と背骨の間にあるクッション材である椎間板がつぶれてしまう

「椎間板ヘルニア」

「脊柱管狭窄症」

「腰椎すべり症・分離症」など

腰に不調のある方は、

多裂筋がうまく機能していない可能性が高いです。

 

すでにピラティスをやったことがある方であれば聞き覚えがあるかと思いますが

「吸って動きの準備、吐く息でコルセットを巻いたまま動いていきましょう」

というインストラクターの指示は

「多裂筋や腹横筋を働かせた状態で、動いていくことがとても大切です」

という意味なのです。

 

レッスン中、何十回も聞くこともあるくらい、沢山聞くこともあるのではないでしょうか?

 

クラスに多く腰痛持ちの方がいらっしゃる場合

特に強調して指示を出すこともあります。

 

長くなりましたが、多裂筋の役割を理解した上で

多裂筋を含む「コア」を呼吸とともに

機能させながら動いていく「ピラティス」

腰痛改善や予防に効果的と言われているのは、ちょっと納得!

と思っていただけたら嬉しいです。

 

少し難しい内容でしたが、読んでいただきありがとうございます!

 

ピラティスは解剖学に基づいているため、

骨や筋肉のイメージを持ちながら動いていくことは

自分の身体を、より正しいポジションに導いていく手助けをしてくれます。

 

「正しい筋肉に効いているかな?合っているかな?」

とご自身でも確かめながら動くことができるように

BDC PILATESでは必要に応じて、解剖学的な説明も挟みながらレッスンを進めていきます。

 

各スタジオにあるガイコツの模型を使ったり、ご自身で触って確かめてみていただいたり…

 

今日も皆さんの身体の不調やお悩みを少しでも緩和・解決できるよう

スタジオでお待ちしています!!!

 

腹横筋について

骨盤底筋について