今回のテーマは股関節の動きについてです!!レッスン中にもよく耳にする言葉「股関節」。
何となくどこのことを言っているかはイメージできるけど、改めて「股関節って何だ?」と考えると上手い答えが見つからなかったりするのではないかと思います。
股関節について (股関節について知りたい方はこちらのブログをチェック!!)
この記事では、日常生活を送っていく上でとても大事な関節である股関節について、
解剖学的に見た時にどういった動きができるのか、
そしてどのあたりにある筋肉とともに動くのかを簡単にご紹介させていただきたいと思います。
ちょっとマニアックですが、ピラティスをしていて少し解剖学にも興味のある方は必見です!!
股関節にはどのような動きができるのかというと、屈曲、伸展、外転、内転、外旋、内旋と6つの動きになります。
普段から歩いたり座ったりするのに、何も考えずに使っている股関節という体の部位。
その何気ない動きも、この6つの組み合わせからすべて成り立っています。
【屈曲-伸展】
大腿骨が身体の前側にくる【屈曲】のために使う筋肉は、
前腿の筋肉を始め、腰椎、腸骨と大腿骨を繋ぐ腸腰筋や前部の臀筋を主に使い、
内腿を閉じる内転筋群も補助として一緒に使われています。
大腿骨が身体の後ろ側にくる【伸展】のために使う筋肉は
裏腿のハムストリングスと大臀筋に加え大内転筋と中臀筋の後部繊維が使われています。
ただ歩くために、前に脚を持ち上げ、そのまま前に進むために後ろで地面を蹴る。
そんなシンプルな動きのためにも、こんなにたくさんの筋肉が無意識に使われていることが分かります。
【外転-内転】
大腿骨を外に広げる【外転】は臀筋群や骨盤(ASIS)から膝の内側に付いている縫工筋や大腿筋膜張筋によって行われます。
大腿骨を内に閉じる【内転】は内腿についている内転筋群や裏腿の薄筋、そして大臀筋の下部繊維も使われています。
【外旋ー内旋】
大腿骨を外に回す【外旋】は臀筋群や外旋六筋と呼ばれる骨盤と
大腿骨を繋ぐお尻の奥に付いている筋肉そして裏腿にある大腿二頭筋が補助として使われています。
大腿骨を内に回す【内旋】は前部の臀筋や内転筋が中心に働いています。
もちろん筋肉の名前を覚える必要はありません!
BDC PILATESのレッスンでは、気が付いたらここの筋肉が強化されていた!という、ちょっとした嬉しい発見を皆様にお届けしたいと思っています。
その中で、筋肉の動きや骨の動きなど、より詳細に理解したいと思う方がいらしたらぜひ講師に聞いてみてください。
頭でも理解し、それをレッスン中に動きに組み込めると、レッスンもより楽しくなるかもしれません!!
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