皆さんこんにちは!
災害級の暑さだった夏も終わり、急に寒くなってきましたね。
過ごしやすい季節になったことで、外出する機会や、運動をする機会も増えてきたのではないでしょうか。
今回は立つ・座る・歩くなどの日常生活やスポーツをする時にも重要な役割を持つ、股関節の動きについてお話したいと思います!
【股関節の構造】
股関節は、上記の図のように骨盤両サイドのくぼみ(寛骨臼)部分に、大腿骨と呼ばれる太ももの骨の上部であるボール状の球(大腿骨頭)がはまるようについています。
この骨の周りをいくつかの靭帯や筋肉が覆っており、股関節を安定させながら様々な方向へ動かせるようになっています。
また、大腿骨頭と寛骨臼の表面は軟骨に覆われており、衝撃を吸収したり、関節が動くときの摩擦を減らしたりすることで、立つ・座る・歩くなどの滑らかな動きができるようになっています。
【股関節の動き】
上記の通り、股関節はボール状の大腿骨頭が寛骨臼の中をボールのように滑り転がることにより、前後・左右・上下という三次元で動けるようになっています。
動きとしては、外転・内転・内旋・外旋・屈曲・伸展の6つがあります。
⚪︎外転
外転とは、脚を外側に開く動きです。
股関節を外転させる筋肉は、歩行に重要な筋肉で、ここが弱くなると歩く時に身体を横に揺らすような歩き方になってしまいます。
⚪︎内転
内転とは、脚を内側に閉じる動きです。
内転させる筋肉が弱いとガニ股やO脚になりやすいと言われています。
⚪︎内旋
内旋とは、いわゆる内股のことです。
内旋するのが苦手な方は、股関節に体重を乗せづらい、しゃがみにくいなどの症状があります。
脚をよく組む方やガニ股の人は内旋が苦手な方が多いです。
⚪︎外旋
外旋とは、いわゆるガニ股のことです。
外旋させる筋肉が弱いと、脚を着地させる時に膝が内に入りやすくなり、膝を痛める可能性が高くなります。
⚪︎伸展
伸展とは、脚を後ろに出す動きです。
伸展の筋肉が弱くなると、歩く時にうまく脚を後ろに出すことができず、骨盤が前に傾き、中腰のような姿勢になりやすいです。
中腰姿勢での歩行を続けると、腰痛にもなりやすいです。
⚪︎屈曲
屈曲とは、脚を前に出す動きです。
(膝は伸ばしていても、曲げていても同じく屈曲という動きです)
股関節の6つの動きの中では1番可動域が広い動きです。
椅子に座っている時や、靴下を履く時、歩行時など、股関節を屈曲させる動きは日常に溢れています。
上記のように、股関節は様々な方向に動かせるようになっていますが、歩く時やスポーツをする時はこれらの動きを組み合わせて行うことがほとんどです。
例えば、歩く時は前の脚は屈曲しますが、後ろの脚は伸展して床を蹴ります。
クラシックバレエは脚を外旋させた状態が基本の姿勢ですが、そこから脚を後ろに伸展させる”アラベスク”という代表的な動きがあります。
また、ゴルフのバックスイングでは振り上げる側の脚が外旋し、反対の脚が内旋します。
このように、日常生活やスポーツをする時など、股関節は一つの方向のみに動かして身体を動かすことは少なく、二つ以上の動きが複合されて動かすことが多いです。
このことから股関節をスムーズに動かすためには、一方向のみではなく、様々な方向に動かしていくことが重要であることがわかるかと思います。
股関節を正しく動かすことは、簡単なようでなかなか難しいのですが、マシンピラティスでは、弱い部分をマシンがサポートしてくれることにより、少しずつ可動域を広げながら、股関節を正しく様々な方向へ動かすことが可能です!
ピラティスレッスン後、歩いたり、階段を上ったりしてみると、足が軽く感じたり、上げやすくなったりするのを体感していただけると思います。
体験レッスンもご用意しておりますので、ぜひマシンピラティスで股関節周りスッキリを体感してみてくださいね!
スタジオでお待ちしております!