柔らかい背中を作るアーティキュレーション!! | 東京のマシンピラティス専門スタジオ BDC PILATES (BDCピラティス)

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柔らかい背中を作るアーティキュレーション!!

2024.05.25

今回は柔らかい背中を作る方法について書いていきたいと思います!

みなさんは日頃背中が固まっているな〜と感じることはありますか?

朝起きた時や疲れが溜まっている時、そしてスマホ首や猫背により固まっているという方も多いのではないでしょうか?

スマホ首からくる首コリ、猫背からくる腰痛などは、背中の硬さが原因となっていることも多いです。

背骨を色々な方向へ動かし、背中の張りやコリをほぐしていくことで、驚く程首や腰も楽になりますよ!

また、背骨の周りには自律神経が通っており、背骨を動かし、柔らかくすることで、自律神経が整いやすくなるとも言われています。

背骨が柔らかくなると、呼吸も深くできるようになり、血行促進や疲労回復など多くの効果が期待できるんです!

メリットがたくさんですね!!!

 

では、やわらかい背骨とはどういうことでしょうか。

まずは背骨の構造から見ていきましょう。

 

 

上記の図のように、背骨は頸椎7個・胸椎12個・腰椎5個から構成されており、全部で24個の骨があります。

この24個の骨はそれぞれ動かせる角度や方向が異なります。

<頸椎>

首の骨です。

人間は周囲の危険を察知する必要があるため、首は曲げたり反らせたり捻ったりと、様々な方向へ動かせるようになっています。

<胸椎>

胸周りの骨のことです。

前側には肋骨=あばら骨がついています。

肋骨は鳥かごのようになっていて、頸椎や腰椎よりは動きの少ない安定している骨になります。

胸椎は背骨を丸める動きとひねる動きが得意です。

<腰椎>

腰の骨のことです。

胸椎の動きが少ない分、腰椎は動きが出るようになっています。

腰椎は丸める動き・反らせる動き・横にしならせる動きが得意です。

腰をひねると言いますが、腰椎は骨の構造上ひねる動きは5度までしかいきません。

なので身体をひねる時ははほとんど胸椎が動いているんです!!!

腰椎は動きが出やすい分、負荷もかかりやすい部分です。

ぎっくり、ヘルニアになるのも腰椎がとても多いです。

 

背骨にはそれぞれ得意な動きと苦手な動きがありますが、胸椎だけ、もしくは腰椎だけなど、一部分だけが硬くなってしまった場合どうなるでしょうか。

硬くなっていない背骨が、動きを補うために過剰に動くことになります。

上記で述べたように、背骨の部位によって得意不得意な動きがあるので、硬くなった部分を補おうとして他の部分が過剰に動くことで、ぎっくり腰、肩の不良などに繋がっていくのです。

きによっては一部の骨が大きく動くことももちろんありますが、背骨一つ一つの関節を小さく動かして試なるように柔らかい背骨の動きを出すことで、各部位に過剰な負担をかけることなく動くことができるのです。

 

では柔らかい背中を作るにはどうすれば良いのでしょうか。

ピラティスのレッスンを受けたことがある方はご存知かと思いますが、ピラティスでは背骨を意識的に動かすことがとても多いです!

その際に

“背骨一個一個動かすように”

など言われたことがある方が多いのではないでしょうか?

これをピラティスのテクニックで「アーティキュレーション」と言います。

アーティキュレーションとは、”分節的”という意味でピラティスでは使われています。

先ほど書いた通り、背骨は24個の骨一つ一つが小さく動くことで、背骨全体のしなるような柔らかい動きを出しています。

背骨のどこか一部分だけを過剰に動かすのではなく、一つ一つ動かす意識を持ちましょう。

 

最後にご自宅でも練習していただける柔らかい背中を作るためのストレッチをご紹介します!

 

・キャットアンドカウ

四つん這いになります。

息を吐きながらお尻のほうから順に背中を丸くしていきます。

息を吸いながら、お尻のほうから順に背骨を反らせていきます。

この動きを何回か続けていきましょう。

動きのポイントとしては、背骨を一つ一つ動かして背中を満遍なく反らせよう、丸めようと意識してみてください。

どちらの動きも床についている膝や手をプッシュして行うのがポイントです!

鏡で自分の背骨の動きを見てみると、自分の背骨の硬いところや柔らかいところがわかっておもしろいですよ。

 

背骨を動かす際にアーティキュレーションを意識しながら動くことで、背中周りの筋肉がほぐれて、背中の柔軟性や可動域を向上させることができます。

ピラティスをすると腰の痛みがなくなった、肩こりがなくなった!となるのは、このアーティキュレーションの効果が大きく関わっています。

これはアーティキュレーションを繰り返し、背中周りの筋肉や筋膜が緩むことにより、今まで突っ張って引っ張られて痛くなっていた首・肩・腰が楽になるんですね!

そして結果、筋バランスが整い、姿勢も改善されていきます。

 

アーティキュレーションはピラティス特有の動きですので、他の運動では登場しません!

ぜひ背中を動かすエクササイズの際は、アーティキュレーションを意識しながらレッスンしてみてくださいね。

柔らかくしなるように動く背中を手に入れましょう!!!

 

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