今回は猫背・肩こり解消に繋がる背中の筋肉ついてご紹介します。
まず、背中の代表的な筋肉といえば【広背筋】(こうはいきん)と【僧帽筋】(そうぼうきん)です。
聞いたことがある方も多くいらっしゃるのではないかと思います。
その2つの筋肉について、今回は詳しく見ていきたいと思います!
まずは猫背改善には欠かせない【広背筋】についてです。
広背筋がついている箇所は下の画像の赤色の部分です。
広背筋を使う動きは主に2つ。
・開いた腕を閉じてくるとき
・腕を背中より後ろに引くとき
広背筋が弱く使えていない状態では腕が背中より前に出た姿勢、つまり『猫背』の状態になってしまいます。
パソコン、スマホの使用が多い現代人。猫背の方、とっても多いです!
続いては肩こり解消には欠かせない【僧帽筋】についてご紹介します。
僧帽筋がついている箇所は下の画像の赤色の部分です。
※右側のみの図です。
僧帽筋はとても大きな筋肉なので、大きく分けて上と下で働きが異なります。
・上部は肩甲骨を上(頭部に向かって)に上げる
・下部は肩甲骨を下(腰部方向)に下げる
僧帽筋の上部ばかりが使われてしまうと、肩甲骨(肩)が上がりやすくなり、これが肩こりの原因となります。
「だったら、僧帽筋の下部だけを使えれば良いんだ!」と思いがちですが、下部ばかりが強くなると、『なで肩』になり、見た目にも影響してしまいます…。
なので僧帽筋は上も下もバランス良く使われることが理想です。
では、最後に【広背筋】も【僧帽筋】も同時に鍛えられる、お家でもできるエクササイズをご紹介します。
うつ伏せに寝た状態でニュートラルポジションをとりましょう。
吐く息でニュートラルポジションが崩れないところまで上体を反らせ、両手は万歳をして伸ばしてます。
次の吐く息、上体は反らせたまま肘を腰の方に近づけるように両肘を曲げます。
耳と肩の距離は遠ざけて、首は長い状態をキープします。
肩は巻き肩にならないよう胸を広げておきましょう。
上から見ると腕の形はWの形です。
僧帽筋下部を働かせて、肩甲骨が斜め下の背骨に集まることも意識しましょう。
呼吸に合わせて10回ほど行ってみてください。
姿勢改善、肩こり改善、肩甲骨周りの凝り解消にとても良いエクササイズです。
ピラティスで正しい姿勢を。
スタジオでもお待ちしております!!