ニューヨークよりピラティス便り28 | 東京のマシンピラティス専門スタジオ BDC PILATES (BDCピラティス)

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ニューヨークよりピラティス便り28

2024.07.07

皆様いかがお過ごしでしょうか。
BDC PILATESアドバイザーのHasegawaです。

ある晴れた6月の午後、私はマンハッタンの南西に位置する、コンテンポラリーアートを主に展示するホイットニー美術館を訪れました。

現在こちらでは、Bienialというイベント”ジェンダーや人種をテーマにしたアート作品の展示”が8月11日まで行われています。

この展示は、絵画、彫刻、インスタレーション、フィルムなどの様々なメディアだったのですが、絵画の中で私が一番心惹かれたのがこちらのアーティストの作品でした。

プロフィールを読むと、なんと西海岸在住の日本人アーティストの作品でした。

日本ではおそらくまだあまり知られていない方のようですが、近年彼女の作品は、ニューヨークのクリスティ(NYの最も有名なオークション会場)で超高額で取引されたそうです。

ここはマンハッタンの他の美術館よりは混雑がなく、平日の午後という事もあり、ゆっくりと好きなだけ時間をかけて見て回ることができました。

展示されているのはいずれも新鋭アーティストの作品ばかり。

希望者は館内スタッフのガイドのもとに、無料でグループディスカッションに参加できる時間帯もあり、この美術館は、真にアートが好きな人が訪れる場所なんですね。

そして、8階建てのビルの最上階のルーフトップは、見晴らしが素晴らしかったです。

カフェが併設されていて、景色を堪能しながら、休憩するのに素敵な空間。

日焼けするのが大好きなニューヨーカー。
ルーフトップのテーブル席で、歓談したり、1人でノートパソコンを広げる人がいたり、まだ真夏の暑さではない晴れた日の午後…皆さんとても気持ち良さそうでした。

(Model: Emi Ueda)

さて、今回はピラティスのバレルというマシンについて少しお話ししたいと思います。

ピラティスというと、一般的には”コアを鍛える”筋トレのイメージがあるかと思いますが、ピラティスのエクササイズの中には、ストレッチの要素が強いエクササイズも沢山あります。

スタジオのプライベートレッスンで、様々なポジションでストレッチをするのに使われるバレル。

使用する目的や身長により、ラダー(ハシゴの部分)とバレル本体の幅が調節できるようになっています。

片脚をバレルの上に乗せ、前屈し、脚の裏側の筋肉(ハムストリングなど)をリリースしたり…

バレエのバーレッスンと同じ様に、アラベスク(後ろに脚をあげること)で、股関節周り、腰回り・背中の筋肉をストレッチします。

ニューヨークでもこのバレルは、スタジオに1台か2台しか置かないので、基本的にプライベートレッスンのみに使われます。

もちろんストレッチだけでなく、体幹を鍛えるエクササイズ、リフォーマーのショートボックスシリーズと同じエクササイズも、このバレルで行う事ができます。

アメリカでは、6月以降は学校も長い夏休みに入り、家族で郊外にバケーションに出かける人が増えます。

NYでは、郊外のイースト・ハンプトンにセカンドハウスを所有する富裕層が多く、ハンプトン地区には夏季限定でオープンするピラティススタジオもあります。

バケーション中もワークアウトを欠かさないのがニューヨーカーなんですよね。

暑い夏は、水分補給を忘れずに、ご自分の身体の声を聞きながら、ピラティスを日々の暮らしの中に生かしていただければと願っています。

それでは、また次回。

Have a nice day!!

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