ニューヨークよりピラティス便り39 | 東京のマシンピラティス専門スタジオ BDC PILATES (BDCピラティス)

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ニューヨークよりピラティス便り39

2025.07.05

こんにちは♪

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

BDC PILATESアドバイザーのHasegawaです。

こちらは、前回のブログで少しご紹介しました、マンハッタンの東南にあるサウスストリート・シーポートです。

今年のニューヨークは、5月、6月と雨がとても多くて、このような晴れた日は本当に少なかった気がします。

現在は、石畳の歩道に、レストランやブティックが数軒並ぶお洒落な街並みになっていますが、以前はローカルな魚市場だった一角です。

市場だった建物は、全面的に改装されて、レストランと雑貨店、そして、ルーフトップにはライブができるイベントスペースができました。

ちょうど私達が訪れた土曜日は、このルーフトップ・ピア17でコンサートが催されていました。

一階のエリアにもライブの音楽が聞こえてきて、週末の港の雰囲気を一層盛り上げていました。

ブルックリン・ブリッジを見渡せるこの港は、ニューヨークの私のお気に入りの場所の一つです。

さて今回は、私がピラティスインストラクターになるきっかけとなった、いくつかの出会いについてお話をさせて頂きます。

10代の頃から、ニューヨークは私にとって憧れの街でした。

現在こうして住んでることも夢ではないか!?と思うことが今でも度々あります。

本当に有難いことに、ニューヨークに住む!という私の夢が実現したのは、幾つかの運命的な出会いがあったからなのです。

また、ピラティスのインストラクターになれたのは、奇跡的な人との出会いがあったからこそでした。

私がピラティスを始めたのは30代前半で現役ダンサーだった頃です。

ニューヨーク大学(NYU)の大学院のダンス学科で、必修授業の一つがピラティスだったのです

授業はもちろん英語でしたが、この初めてのピラティスの先生が、なんと日本人の方でした。

東京でプロダンサーとしてミュージカルの舞台経験がある方で、経歴に私と共通点があったことから、普段は人見知りな私が、なぜかこの先生とは、最初から打ち解けてお話をすることができました。

翌年の実習では、このピラティスクラスのアシスタントをさせていただき、授業以外の時間でも、NY生活での悩みや、卒業後のことなどを相談させていただいていました。

その頃の私の生活は、踊りに明け暮れる毎日。

ダンスのレッスンを1日に5〜6時間、とまさに現役ダンサーの日々でした。

そんな私にとって、ピラティスの動きはシンプルで、身体をコントロールできる、どちらかというと緩やかなエクササイズという印象でした。

しかし、ピラティスをした後の自分の身体の仕上がり具合は、「整う」感じがして、

“このメソッドはすごく良いかも!?”

と思い始め、それがピラティスインストラクターを目指すきっかけとなりました。

その後、踊っていて膝を怪我したのは、ニューヨークに来て4年目。

それからの2年は、私にとって本当に試練の期間でした。

NYUを卒業し、これからNYでダンスのパフォーマンスをする!というタイミングでした。

お世話になったダンス学科の教授から、オーディションのお誘いを受けたりしたのですが、私の膝はとてもそんなコンディションではなかったのです。

私はここで予定とは違うキャリアの選択を強いられました。

ピラティスの資格は、いずれにしてもNYU卒業後に取りたいと思っていたのですが、その頃の私は、リフォーマーの「Foot Work」という一番最初にする基礎のエクササイズも、膝が痛くてできなかったのです。

私は途方に暮れました。

そんな時に、ダンススタジオの知人の紹介で出会ったのが、コンテンポラリーピラティスのスタジオでした。

そのスタジオでも、また偶然、私は日本人のインストラクターに出会ったのです。

しかも私と同じように、ダンサーで膝の怪我を経験されていたので、その方は親身になって、私のコンディションについてアドバイスをしてくださり、私は無事に資格トレーニングを始めるところまで漕ぎ着けました。

そのスタジオのオーナーKelly Kaneをはじめ、他のインストラクターの方も皆、ただ単にエクササイズを上手に教えるというだけでなく、私の身体全体を見て、正しくバランスよく、筋トレができるように導いてくれました。

そこから、アライメント(身体のバランス)を整えることの大切さ、全体と部分との両方を見極めて、強化トレーニングをすることなどを初めて知りました。

その時、ピラティスは、リハビリのためだけでなく、将来怪我をしないためにも、ベストコンディションを保つためにも、続ける価値のあるトレーニングだと確信しました。

皆様も、きっと様々なきっかけでBDC PILATESに出会っていただけたことかと思います。

これからもピラティスのレッスンが、皆様のウェルネスの実現に役立つことを私は心から願っています。

それでは、また、次回に。

Have a nice day!

 

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