こんにちは♪

皆様いかがお過ごしでしょうか。

BDC PILATESアドバイザーのHasegawaです。

ウィークデーに雨が多かった５月のニューヨークですが、久しぶりにカラッと晴れた日曜日、急に思い立ち、フェリーでマンハッタンの南のSouth Street Seaportへ行ってきました。

私達は、NY市が通勤用に運営しているフェリーにアッパーイーストサイド９３丁目から乗船しました。

５月のハドソン川の景色は、青い空と風が気持ちよく、白い波を見ながら、やっと夏が来るなぁと実感しました。

マンハッタンのビル群、以前はエンパイアステートビルが一番目立っていたのですが、ここ数年でエンパイアと同じ高さやそれよりも高いビルが増えました。

この景観の違いからも、ニューヨークの街は常に変化していると感じます。

フェリーは南へ向かい、途中ミッドタウンの２箇所で停泊し、３０分余りの乗船時間で、マンハッタン・ブリッジやブルックリン・ブリッジの下を通過すると、目的地のサウスストリート・シーポートの港に着きます。

週末という事もあり、サウスストリートシーポートでは、水際に設置された木製のベンチやカウンター席は、日光浴をする人でいっぱいでした。

ここからのブルックリン・ブリッジの眺めは最高なんですよ！

さて今回は、ピラティス発祥の地ニューヨークにおける、様々なタイプのピラティススタジオについて、少しお話したいと思います。

使っているマシンの違いやグループレッスンVSプライベートレッスンの違いなどもありますが、エクササイズの内容についても各スタジオでスタイルの違いがあります。

大きく分けると２種類に区別され、それはクラシックピラティスとコンテンポラリーピラティスと呼ばれます。

NYでインストラクターの求人募集をする時にもこの言葉は使われます。

例えば、「当スタジオは、クラシックピラティスのスタジオです。」であったり、「コンテンポラリーピラティスのインストラクターを募集してます。」などです。

クラシックピラティスのスタイルは、オリジナルのレパートリーを順番通りに教えるスタイルで、インストラクターになるためには、基本全てのエクササイズをデモンストレーションできるように訓練をします。

私はピラティスを始めた当初は、このクラシックピラティスのスタイルを習っていました。

Model: Yu Fujiwara

しかし、ピラティスを始めた数年後にダンスで膝を怪我したのをきっかけに、コンテンポラリーピラティスに移ることにしました。

コンテンポラリーピラティスの場合、従来のオリジナルのエクササイズに加え、新しい効果のあるエクササイズも次々と加えられ、バラエティに富んだレッスンメニューでクラスを教えていきます。

コンテンポラリーのスタジオで、ピラティスのフィットネスの側面を宣伝するところも多くありますが、私が出会ったコンテンポラリーピラティスのスタジオは、解剖学と理学療法などを重視し、リハビリの知識やテクニックなどを取り入れて教えるところでした。

リハビリというと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、例えば、フォームローラーで背中をリリースしたり、ピンキーボールで、足裏をコロコロしたりするのも、元はリハビリからきています。

Peridance, New York

NYでピラティスを教えていると、色々なコンディションの方、例えば、腰痛、膝の痛み、四十肩など、病院に行くほどの怪我ではないけれど、痛みのある不調を抱えてスタジオを訪れる方も少なくありません。

特に私が教えているスタジオが、解剖学を重要視するスタジオだからという事もありますが…。

212Pilates, New York

ピラティスは、決して治療ではありませんが、不調がある中でもエクササイズができる優れた面があります。

それが、私がピラティスをここまで長く続けている理由の一つです。

私と同じように、怪我のリハビリ後、日常生活には戻れたけれど、これからの生活でもっと活発にスポーツやダンスをしたり、また今後の再発を防いだり、活動を再開するためのトレーニングとしても、ピラティスは大変効果的です。

そして、エクササイズをしていく過程で、正しいポジション、理想的な身体の使い方を導いていくのが、私達ピラティスインストラクターの役目であると思っています。

それでは、また次回に。

Have a nice week!!