こんにちは♪
皆様いかがお過ごしでしょうか。
BDC PILATESアドバイザーのHasegawaです。
先日NYでプライベートレッスンに来られていたロンドン在住の方がイギリスに戻られ、”今年はロンドンでも稀に見る暑い夏!”という話をされていました。
昼間は40℃近くまで気温が上がった日もあるそうです。

今年のニューヨークは、今の所気温は30℃前後、例年並みの夏を迎えていますが、オフィスやスタジオ、地下鉄の車内は、冷房が効き過ぎていて、逆に寒過ぎることも多いです。

こちらは、先日LAから来た友人を案内して訪れたマンハッタンの南西にある101階の高層ビル、「Edgeエッジ」というルーフトップからのマンハッタンの眺望です。

周囲は全てガラス張り、透明の強化ガラスの壁で、上から摩天楼の景色を楽しむことができます。
そして、地上を見下ろすガラス張りの床もありました。
高所恐怖症の私は覗き込むのはとても無理でしたが、寝転がって写真を撮る方々もいて、皆さん楽しそうでした。

この展望デッキに行くには、普通に入場券を購入するか、またはこちらのレストランに入ると、食事と展望デッキの両方を楽しめます。

ディナータイムは、何ヶ月も前から予約が埋まっていましたが、平日のランチに予約が取れたので、この日私達はランチを頂いてきました。

ローカルな食材を活かし、ニューヨークに相応しい多様性に拘ったメニューで、お味も大変良かったです。

このルーフトップでは、夏季限定で、週3回朝6時のヨガクラスが開催されています。
なかなかニューヨークらしいイベントですね。
ここから眺める早朝のマンハッタンの景色もまた格別なのではないでしょうか。
さて、今回は、私がピラティスを教える際、重要視しているある2つの事についてお話しします。

Model: Lila Saenz, 212Pilates, NY
ニューヨークでは、スタジオや先生によってピラティスの教え方は本当に様々です。
私はNYのKane Schoolというスタジオの出身なのですが、個人のTeaching Style(教え方)をとても尊重するスタジオでした。
資格トレーニングを履修しているときも、卒業後、スタジオで働き始めてからも、バラエティに富んだTeaching Styleを見て、そして、学んできました。
ただ、スタジオの教え方で、共通して言えるのは、従来のピラティスのエクササイズに加えて、いかに身体全体のコンディションを整えながら、コアの筋肉(インナーマッスル)を鍛えていくかを創意工夫していることです。
それによって、「コアの強化」というピラティスの主な目的と共に、身体のコンデションを整え、心身ともに健康になる=Wellnessを手に入れることができます。
その方法、私がそのスタジオで学んだのは、レッスンをまず基礎から始めることとエクササイズの動きを分解して、よりわかりやすくシンプルな動きから教える、という2つの方法でした。
そうすることで、力まずにエクササイズができて、必要な筋肉をターゲットに鍛えていくことができるのです。

例えば、クラスやプライベートレッスンの始めは、呼吸と基本の動き、ベルビック・クロック(骨盤のみ左右前後に動かす)や、ニー・ホールズ(片脚ずつテーブルトップに上げて降ろす)といったシンプルな動きで、コアの筋肉の使い方…正しい関節の動きを自分の身体に覚えさせ、脳の運動神経系にインプットします。
ピラティスに関わらず、ダンスでもそうなのですが、最初に基礎の動きを繰り返し、それから、少しずつ複雑な動きにしていく。
そうする事で身体は正しいポジションで動くことができますし、怪我も防げます。

ただピラティスの場合、ウォームアップ無しでも、動けてしまうエクササイズも多いためか、これは全世界的な傾向ですが、上級のクラスになると、基礎をスキップして教える先生も多いように見受けられます。
しかし、レベルに関わらずピラティスの基礎の部分、「呼吸」「ペルビック・クロック」や「ニー・ホールズ」などからクラスを始めるのは、とても大切なポイントだと私は思っています。

そうする事で、レッスンの最初からマインドも体と動きに集中でき、少しずつ難易度の高いエクササイズを確実に正しいポジションでこなしていけるのです。
BDC PILATESでもこのスタイルでレッスンプランが組まれています。
皆様もクラスの始めから、ゆっくり丁寧に少しずつお身体を整えていき、そして、ご自分のお身体を感じる瞬間を、是非楽しんでいけたらと思います。
それでは、また、次回に。
Have a nice week!!
ニューヨークよりピラティス便り39
ニューヨークよりピラティス便り38