皆さまこんにちは!
毎日暑い日が続きますね。
スッキリしたい夏だからこそ、思いっきり身体を動かしたいと、Reformerクラス以外のクラスも受講してみたいなと思われる方も多いのではないでしょうか。
今回は「Reformerクラスから次のステップへ進むタイミング」についてお話します。
◎「10回」という目安はあくまで参考に
Reformerクラスは「10回程度が一つの目安」と初めにお伝えしていますが、これはあくまで参考の一つに過ぎません。
お身体の状態や日々のコンディション、運動経験は、お一人おひとり異なります。
そのため、決して「10回受けたら次へ進まなければならない」といった決まりはありません。
◎大切なのは“感覚の変化”です
ステップアップのタイミングを決める上で大切なのは、「何回受けたか」よりも「どんな変化を感じられるようになったか」です!
以下のような感覚が芽生えてきた場合は、次のステップへ進むご準備が整ってきているサインかもしれません。
①動きの意味が少しずつ理解できるようになってきた
・例えば「ニュートラルポジション」がわかって、なぜこの姿勢で動きを行うか、理解できてきた。
・ 「この動きは背中を伸ばすため」「ここは体幹を安定させるため」など、目的がわかってきた。
②お身体のどこを使っているか、意識できる場面が増えてきた
・「今、お腹の奥の筋肉を使っている」「肩甲骨を寄せている感覚がある」などの感覚を意識できるようになった。
・ インストラクターの「ここを意識してください」という言葉に、実際にお身体が反応できるようになってきた。
③呼吸と動きが連動してきた感覚がある
・ 動きに合わせて自然に息を吸ったり吐いたりできるようになってきた。
・ 「力を入れるときに息を吐く」「緩めるときに息を吸う」といったリズムが身体に馴染んできた。
④新しい動きに挑戦してみたいという気持ちが出てきた
・ 「もう少し負荷をかけてみたい」「違うポーズも試してみたい」という前向きな気持ちが芽生えてきた。
⑤他のクラスにも興味が湧いてきた
・ 他の方々の動きを見て「そろそろ私にもできるかな?」と興味を持つようになった。
全て例ですが、このような“内側の変化”が自然に現れてきた時が、ご自身にとってのベストなタイミングです。
◎ステップアップは前向きな選択
「Reformerクラスだけでは足りないのでは?」と心配される方もいらっしゃいますが、Reformerクラスは非常に大切な基礎づくりの時間です。
その上で、動きや感覚に慣れてきたら、少しずつチャレンジの幅を広げていくことで、さらに深い学びや新しい発見が得られます。
Reformerから他のクラスへ移ることは“卒業”ではなく、“可能性の広がり”です。
Reformerで築いた土台を活かしながら、より多様な動きに触れることで、お身体も心も一層豊かに変化していきます。
もちろん「ずっとReformerクラス」でも問題ありません!
中には「Reformerの動きが自分に合っていると感じる」「今はこのクラスをじっくり続けたい」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
その選択も、もちろん大切にしていただきたいと思っております。
Reformerクラスを継続されることで得られるメリットは多くあり、ご自身のペースでじっくりと積み重ねることが、より深い気づきや成長につながります。
また、途中で他のクラスを体験されてから、再びReformerに戻ってこられる、その日によってクラスを使い分けるというのも、自然な流れの一つです。
◎ご自身のリズムを大切に
ピラティスは「こうあるべき」といった決まりはありません。
大切なのは、ご自身のリズムで進んでいくことです。
周囲と比べる必要はありませんし、焦る必要もまったくありません。
「なんとなく分かってきたかも」「ちょっとチャレンジしてみたいな」
そんな小さな変化こそが、次の一歩につながります。
そして、私たちインストラクターは、皆さまお一人おひとりのペースや気持ちに寄り添いながら、安心して進んでいけるよう全力でサポートさせていただいております。
不安なこと、気になることがありましたら、どうぞお気軽にスタジオのインストラクターや受付スタッフにご相談ください。
無理なく、ご自身のペースで。
ピラティスを通して、自分らしく心地よく進んでいけるよう、これからも一緒に歩んで参りましょう!