足首周りの筋肉 | 東京のマシンピラティス専門スタジオ BDC PILATES (BDCピラティス)

-

Blog

足首周りの筋肉

2023.12.22

皆さん、こんにちは!

ピラティスのレッスンでは肩周りやお腹、お尻・脚にフォーカスをしてエクササイズをすることが多いですが、

足首周りの筋肉も実は姿勢改善にとても重要なことをご存知でしょうか。

 

人間は二足歩行であるため、床に接地している足がとても重要な役割を持ちます!

足首が正しい位置にいないと、他の部位(ふくらはぎや太ももなど)で身体のバランスを取るようになリ、身体の歪みに繋がっていきます。

それだけではなく本来あまり使いたくない筋肉が過剰に使われてしまうことで、膝などの痛みに繋がってしまうこともあります。

最近長時間歩くと脚が異常に疲れるようになった…
体重が減っても、脚が綺麗なラインにならない…

このような方は足首の状態が悪いことが原因になっている可能性があります。

 

ではまず正しい足首の位置とはどのような状態なのか確認していきましょう。

下の写真のように外側の踵(かかと)の延長線上に外側の足首の骨(腓骨)がある状態が理想的な足首の位置です。
(右足)

しかし、正しく足首周りの筋肉が正しく使えていないと…

このように踵が内側に倒れ、足首の骨より踵が外側に出てしまう状態になる方が多いです。
(右足)

これは人間が歩行に歩行時や運動時にバネやクッションの役割にもなる『足裏のアーチ』が潰れた状態です。

アーチが潰れてしまうと足の裏の筋肉は伸びきった状態となり、足底筋膜炎や外反母趾を引き起こす要因になります。

また、逆に踵が外に倒れ、足首の骨より踵が内側に入っている状態もよく見受けられます
(右足)

この状態では母趾球(ボシキュウ)でしっかり地面を踏めないため内ももの筋肉が使いづらく外側重心の状態となります。

また足を捻挫をしやすい状態のためとても危険です。

 

どちらのケースも足首は不安定な状態なため、普段の歩行で足首を正しく使うのが難しくなります。

 

では足首周りを支える筋肉を図で見てみましょう。

(右足・前面)

 

(右足・後面)

上記の筋肉は全て足首周りに繋がってる筋肉で、こんなにいっぱいあるんです!

この足首に繋がる筋肉たちを活性化させることで足首は安定し、正しい位置に保つことができるのです。

これらの筋肉はバランスよく強化され、正しく使える状態を日頃から作ることが大切です。

 

ではこれらの筋肉を鍛えるお家で簡単に出来るエクササイズをご紹介したいと思います!

 

まず一つ目のエクササイズは足首の曲げ伸ばしを行うエクササイズです。

座った状態で片脚を伸ばして足裏にゴムチューブをかけます。ゴムチューブがなければタオルで代用しても構いません。

ゴムを手前に引っ張り続けながら、足首を曲げる・伸ばすの動きを繰り返します。

 

なるべく足指は反り返らせず、足首だけの動きにフォーカスしましょう。

足裏のアーチを取り戻すのにも効果的なエクササイズです。

ふくらはぎと前側の脛辺りがじわーとしてきて使っている感じがあればグッドです。

 

次は、片脚にゴムを引っ掛けてもう一方の足裏でゴムをピンと貼ります。足首はなるべく90°に曲げておきましょう。

その状態でゴムがかかっている方の足裏を外側に倒します。

母趾球(ボシキュウ)でもしっかりゴムを押しながら倒すのがポイントです。

足首の捻挫を予防するのにもとても良いエクササイズです!!

 

足首の周りの筋肉が使えるようになると全身の重心バランスが良くなるため、

体幹も安定し、また一つ一つのエクササイズの効果もより感じやすくなります。

 

今日ご紹介をしたエクササイズで安定した足首を手に入れ、足元から身体を整えていきましょう!

ぜひ挑戦してみてくださいね。

 

【関連記事】

捻挫予防にピラティス

立ち仕事のためのピラティス効果