皆さまいかがお過ごしでしょうか。

Grand Central Station, NY

雪が降った次の日のグランドセントラル駅付近。

この冬いちばんの寒さで、この日の気温は氷点下８℃でした。

ニューヨークだけでなく、アメリカ南部のルイジアナ州やテキサス州でも雪が積もり、高速道路などが閉鎖になったそうです。

南部の州では除雪車なども備えていないので、交通機関が全く機能しなくなったようです。

その点、ニューヨークでは、住宅街でも都心部でも、雪が降る前日には、必ず凍結防止の塩が道路に撒かれるので、街の機能は保たれます。

こんな寒い日でも通勤・通学に影響はありませんでした。

Bryant Park, NY

とはいえ、気温がマイナス１０℃近くにもなると・・・

マンハッタンのミッドタウンにあるブライアント・パークでは噴水も凍り、まるでアートのよう。

１月末から２月にかけては、NYのいちばん寒い季節ですが、この時期ならではのちょっとした観光プランがあります。

ニューヨークでは、１/２１から２/９までNYC Broadway Weekが開催されます。

ブロードウェイの劇場チケットが１枚の値段で、２枚が購入可能に。

年末年始の観光シーズンの後、NYの街がいちばん静かになる時期を狙い、毎年行われています。

地下鉄の車内のデジタル広告に、Broadwayミュージカル”Cabaret” (キャバレー)のキャスト写真が出ていました。

さて、冬の話題が続きましたが、ここからは、暖かい場所のピラティスにまつわるお話を。

212 Pilates, New York

先日、ピラティスのプライベートレッスンに５年ほど通っている３０代のアメリカ人女性に

「ピラティスを始めたきっかけは何ですか？」

と聞きました。

すると、意外な答えが返ってきました。

「仕事でストレスが酷かった時期に、リトリートのトラベル・プランで、インドネシアのバリ島に行き、その時に、マシンピラティスのレッスンがあり、試してみたら、自分にすごく合っていたので、ニューヨークに戻ってから、ピラティススタジオを探して通ってみようと思った。」

ということでした。

※リトリート・・・忙しく過ごす日常生活から一時的に離れ、心身をリフレッシュして自分と向き合う時間を過ごす旅のこと

ピラティスを初めて体験されたのが、バリ島とは驚きでした！

St. Kitts Island, カリブ海

ウェルネスを目的としたリトリートは、心と身体の両方を満足させるものでなければなりません。

通常リトリートには、フィットネスや瞑想のセッションに加え、オーガニックの食事、そしてスパでのトリートメントなどが含まれます。

NYからいちばんアクセスが良いのは、メキシコやカリブ海の島々。ヨーロッパでは、スペイン、ギリシャ、コスタリカなどの温かい国々が人気です。

暖かい自然に囲まれた場所で、心身ともにリセット…素敵なバケーションになりそうですね。

Grande-Terre Island, カリブ海

こういったウェルネスを求めて、リトリートにやってくるニューヨーカーたちには、ホリスティックな(セラピー的な)ピラティスのアプローチが人気です。

それは、一言でいうと量より質のピラティスレッスン。

各個人の身体に、本当に必要な動きが何かを見極められる、深い知識のあるインストラクターの指導で行われるピラティスのレッスンです。

ニューヨーカーの意識の高さがここでも窺えます。皆が常にフルエネルギーで動いている街、ニューヨーク。

それだけに、リセットの仕方も本格的なのかもしれません。

では、また、次回に。

Have a nice week!!