ニューヨークよりピラティス便り34 | 東京のマシンピラティス専門スタジオ BDC PILATES (BDCピラティス)

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ニューヨークよりピラティス便り34

2025.01.10

新年明けましておめでとうございます。

BDC PILATES アドバイザーのHasegawaです。

皆さまはどのようなお正月をお過ごしになられましたでしょうか。

日本では、今年の年末年始は最長で9連休になると聞きました。

私個人的には、この時期が一番、日本とアメリカの差を感じる季節です。

アメリカでは元旦は祝日でもちろんお休みですが、早くも1月2日から仕事を始める人達も少なくありません。

その一方で、年末年始にかけて海外へ行き、新年を暖かい国で迎える富裕層やリタイア組の方々も多くいらっしゃいます。

アメリカでは、毎年1月の第3月曜日(今年は1月20日)が、Martin Luther King Jr Dayという祝日になっており、私の感覚ではだいたいこの3週目からは、皆さん通常のスケジュールに戻られる気がします。

私は今年1月4日が仕事始めだったのですが、マンハッタンの5番街を歩いていると、年明けをニューヨークで迎える観光客の方をたくさん見かけました。

ちなみに、ロックフェラーセンターのツリーは、オーソドックス・キリスト教のクリスマスの祝日、1月7日まで飾られています。


(Model: Yu Fujiwara at 212 Pilates, NY)

そんな中、1月のアメリカでは、”New Year’s Resolution”=新年の抱負ということで、年の始めに新たに習い事を始める方が多く、健康管理のため、ジムやピラティススタジオに通い始める方も少なくありません。

“筋トレ”としてピラティスを始める人。

“健康のため、身体を整えるコンディショニングを目的にピラティスを始める人。

そのモチベーションは人により様々です。


(Model: Emi Ueda)

そんな中で、長くピラティスを続けられている生徒さんからよくお聞きするのは

“ピラティスを始めてから、身体の調子が良くなった!”

“ピラティスの後は、身体が軽くなり、スッキリする!”

といったことです。

 

その理由は・・・

運動不足の解消により、血行が良くなり、内臓の働きが良くなる。

コアの筋力がつき、疲れにくくなるなど、身体を動かす事により得られる効果ですね。

 

ここでは、ピラティスの動きに注目して、解剖学的に見たピラティスのベネフィット(効果)を挙げてみましょう。

ピラティスの動きの中には、コアの筋肉を強化すると同時に、身体の色々な筋肉をストレッチする動きがあります。

上の写真は、リフォーマーでレッグサークルをしている写真ですが、骨盤と背骨を安定させるため、コアの筋力を使いますね。

そして、脚を回す時、しっかりと膝から足首までを伸ばします。

まず、コレだけでも、日常生活ではあまり行わないような脚の伸ばし方です。

そして、脚を360度回すと言う動作は、太ももの前、後ろ、内側、外側、全部の筋肉を使います。

脚を下ろすときは、ハムストリング(腿の裏の筋肉)を使い、逆に太腿の前面の筋肉がストレッチされます。

また、脚を横に開くためには、太ももの外側の筋肉を使い、その逆に太ももの内側の筋肉が伸びます。

このように、脚の筋肉の収縮とストレッチを同時に繰り返しているのです。

さらに、ここで注目していただきたいのは、脚を閉じる時は内腿を使いますが、それと同時に”骨盤底筋”もしっかり使うということです。

骨盤底筋は、コアの筋肉の一つで、ピラティスではとても重要な筋肉ですが、なかなか意識して収縮させるのが難しい筋肉です。

脚を閉じるとき…内腿を挟みこむと同時に、恥骨や坐骨辺りにギュッと力を入れるイメージで脚を閉じると、骨盤底筋が収縮されるのが、感じられるかもしれません。

皆様にもお馴染みのレッグサークルという基礎的なエクササイズですが、上記のような筋トレとストレッチ両方の効果があるということ、お分かりいただけましたでしょうか。

BDC PILATESでは、私達インストラクターは、このような解剖学的に見たピラティスの効果をよく理解した上で、皆さまにピラティスを教えています。

 

ピラティスを始められたばかりの方から、

“身体のどこの部分に効いているのかわからない。”

“コアの筋肉をどうやって使ったらよいかわからない。”

という質問を受けますが、私がお答えするとしたら、まず、ピラティスの動作に慣れ、正しいポジションで身体を動かすことを楽しんでいただくことです。

 

個人差はもちろんありますが、近い将来きっと、

“あっ!コレが、コアの筋肉か!

コレが、骨盤底筋!?”

という瞬間がやってきます。

 

私も最初ピラティスのレッスンを始めた時は、とりあえず筋トレとして身体を動かしていました(笑)

ですが、その後コアの筋肉がわかり、ピラティスの真のベネフィットを理解したとき、

“ピラティスは一生続けたい!”

と思うようになりました。

今年も皆様のピラティスライフがより充実したものとなり、HappyでHealthyな1年となりますよう、お祈りしています

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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