ニューヨークより ピラティス便り⑧ | 東京のマシンピラティス専門スタジオ BDC PILATES (BDCピラティス)

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ニューヨークより ピラティス便り⑧

2022.11.10

皆様いかがお過ごしでしょうか。BDC PILATESアドバイザーのHasegawaです。

今日は、アメリカの数あるコンサートホールの中でももっとも有名なニューヨークのカーネギーホールをご紹介します。

マンハッタンのミッドタウンに位置するクラシカルな建造物。

現在建物の外壁は修復工事中ですが、カバーに可愛く窓が描かれていて、外観の美を保っているようです。

先日、私のピラティスの生徒さんでオペラ歌手の方が、Verdiヴェルディ作曲のRequiemレクイエムのソリスト(メゾソプラノ)という重要なパートを歌唱される事になり、聴きに行って参りました!

フルオーケストラにフルコーラスの大人数でのパフォーマンス。

私にとっては、コロナ禍以降初めての生のクラシック音楽のコンサート鑑賞です。

カーネギーホールでは、ワクチン接種証明は求められませんでしたが、観客はマスク着用必須でした。

出演者の方は…指揮者、歌のソリスト、オーケストラ奏者は、皆さんマスク無し。

でも、オーケストラの後ろに並ぶコーラスの方々は、全員マスク着用…といった少し微妙な規制でした。

私は、前から5列目という舞台から近い席での鑑賞。

近くで見たかったのでこの席にしましたが、音の反響は二階席の方が良かったかもしれません…演奏が始まってから、そう思いました。

 

今日訪れたのはカーネギーホールの1番大きな劇場、Issac Stern Auditorium イザック・スターン・オーディトリアム。

客席は全部で2804席あります。

1891年に アメリカの建築家(William Tuthill)によって建てられた劇場。

オープンしてから、今年で131年という歴史ある劇場です。

赤いカーペットがゴージャスな雰囲気を醸し出す廊下。

ステージに向かって左の廊下の途中に、Weill Cafe(ウェイル・カフェ)という素敵なカフェがありました。

カフェがあるのを知らなかった私は、開演前、近所の普通のカフェで、お茶してしまい…残念!
次回は是非このカフェでお茶したいですね。

こちら、廊下でミントキャンディの無料配布‼︎

確かにクラシック音楽コンサートでは、静かな音楽のフレーズが続くことも多いので…

咳なんてしたら大変!のど飴は必須アイテムです。(素敵な気遣い!)

終演後のホールの様子。

生で聴くヴェルディのレクイエム…素晴らしかったです♪

第7楽章までの1時間半の大曲…最後は、みんなスタンディングオベーションでした。

 

私の生徒さんもメゾソプラノで美声を響かせて大活躍!

とても音域の広い作品を素敵に歌いこなされていました。

普段はフロリダ州の大学の音楽部の講師、沢山のオペラ歌手の卵の指導をされていて、
忙しい中…ピラティスのレッスンも、体調管理と良い発声をするためのお勉強に、毎週一回続けておられます。

 

ところで、私の席からは、バス(1番低音のパート)の男性歌手の人の姿が1番よく見えたのですが…
オペラ歌手にしては、かなり細身の体型なのに、よく通る素晴らしい声の持ち主。

彼の体をよく観察していると…息を吸う時に肋骨が開いたり閉じたりして動いている様子が、スーツの上からでもよくわかりました。

息を吸うときには、肋骨を広げて肺の中により広いスペースを作り、
また息を吐くときはその逆の動きをするのも筋肉の作用なのですが…

 

呼吸をするのに大切な「横隔膜」という筋肉の事は以前お話しましたが、
呼吸時のもう一つの大切な筋肉が、肋骨の内側にある肋間筋(Intercostal Muscles)です。

呼吸する筋肉は普段は自然にはたらく筋肉ですが、
歌を歌う場合、”息を吸う時に、意識的に肋骨を広げる”事を意識しなければなりません。

 

私がミュージカルの舞台にプロとして出演していた事は以前少し触れさせて頂きましたが、
そのために私は10代の頃からダンスと同じくらい本格的に、ボーカルのトレーニングを続けてきました。

ミュージカルは舞台の上で歌いながら踊るので、踊りと歌の筋肉の使い方が相反する場合もありそれがなかなか難しかったのですが、
歌のレッスンの中でよく指導頂いていたことの一つは、息の調整をしたり、長く音を伸ばす時の呼吸の大切さでした。

 

実は、ニューヨークに来てピラティスを本格的に学んでから体の仕組みを学ぶことによって、
具体的にどの筋肉で声と息を調整すれば良いか…かなりハッキリと理解する事ができました。

私はその頃にはパフォーマンスは引退していたので…“もっとこれを早く知っていれば…歌に活かせたのに‼︎”と何度も思った事があります。

なので、今は歌を歌う方には、私が自分の経験を通して学んだことを踏まえてピラティスのレッスンを行なっています。

 

ところで、なぜ歌の呼吸法のお話をしたかというと…

(Gramercy Pilatesグラマシー•ピラティスにて)

 

肋間筋と横隔膜を上手に使う呼吸法はピラティスにも、使えます…というか使わなければなりません。

特にそれは、上の様なカールアップのポジションをキープする時です。

ハンドレッドや腹筋のシリーズをする際、横隔膜をフルで使ってしまうとお腹がぽこっと突き出します。すると腹筋は緩んでしまいますね。

なので、腹筋を保ったまま…横隔膜30%肋間筋70%ぐらいのイメージで(あくまでも私の感覚ですが…)呼吸をすると、腹筋を緩めずに呼吸も続けられます

 

文献によると、通常の呼吸時は横隔膜の役割が75%くらいなのですが、そこは、筋トレ‼︎ もっと普段よりも横隔膜を使っていきたいです。(横隔膜も筋肉です!)

横隔膜と腹筋でサポートして意識的に肋間筋を使って、肋骨を広げて呼吸をしていくと、お腹を平らにしたまま、息を吸うことができます。

それでも、息を吸うときには少しはお腹が膨らんでくるので、吐くときにさらに意識的にお臍を中に引っ込めるようにして…
腹筋で横隔膜を押し上げる様なイメージで…肺に入った空気を押し出します。

カールアップした状態を保つには、この様に腹筋と呼吸に使う筋肉を上手にコントロールして鍛えていきます。

Model: Tsuyoshi Watanabe

 

ピラティスに使われるこの呼吸法は、Lateral Breathing(ラテラルブリージング)、または、Intercostal Breathing(インターコスタルブリージング)と呼ばれ、
肋骨を外側に広げて行う呼吸法です。

解剖学用語は、ラテン語が語源なので少し言いづらい言葉…ですね。

 

名称を覚える必要は全く無いと思いますが、エクササイズに慣れてきた方は、意識的にこの呼吸法で腹筋の運動をすると…より効果的にお腹に効く事間違いなしです!!

 

今回は歌や発声にも使えるピラティスの効果的な呼吸法のお話しでした。

それでは、また次回…Have a nice week!!

 

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