皆さま、こんにちは!
寒い日が続き、ついつい首をすくめて、背中を丸めて過ごしていませんか?
身体を丸めて過ごしていると、姿勢不良による身体の不調が出たり、呼吸も浅くなったり、良くないことだらけ!
そんな時はストレッチで身体全体をしっかり伸ばしてあげることが大切です。
実は、ストレッチには2つの方法があるのをご存じでしょうか?
『静的ストレッチ』と『動的ストレッチ』です。
この2つは、ストレッチによる効果や、行うべきタイミングに違いがあります。
今日はその2種類のストレッチについてご紹介いたします。
それでは一つずつ詳しく見ていきましょう!
『静的ストレッチ』
静的ストレッチは、反動をつけずに止まった状態で、弛緩させることにより、筋肉を伸ばすストレッチです。
例えば、下のイラストのような脚を伸ばした状態で座り、身体を前に倒してもも裏の筋肉であるハムストリングスをじーっとして伸ばす動作は静的ストレッチになります。
皆さんが考えるストレッチは、こちらをイメージされる方が多いのではないでしょうか。
静的ストレッチは、一定時間、静止して筋肉が伸びている時間を保持し続けるため、筋肉がゆっくりと弛緩し、可動域の向上、また、筋緊張を和らげることができます。
筋肉中の老廃物も流れやすくなるため、疲労回復にも繋がり、副交感神経も高まるので、心身のリラックスにも効果的です。
しかし、運動前に静的ストレッチを念入りに行い、筋肉が弛緩した状態で、運動をスタートすると、筋肉パフォーマンスの低下、怪我のリスクが高まる可能性があるため、あまり推奨されていません。
そのため、静的ストレッチは運動後や寝る前におすすめです!
『動的ストレッチ』
動的ストレッチは、静止して行うストレッチとは異なり、身体を動かすことでストレッチをかけていく方法です。
こちらは以前のブログでも少しご紹介した、主動筋と拮抗筋(主動筋と拮抗筋とは?)を意識しながらストレッチをするのが特徴です。
『主動筋』は縮むことで働き、『拮抗筋』は伸びることで働くため、『主動筋』を意識して使い、縮ませることにより、反対の『拮抗筋』にストレッチをかけていきます。
動的ストレッチの効果は、筋肉の収縮を繰り返すことでの弾力性のアップ、関節の可動域の向上、そして体温上昇、代謝アップです。
現在は、運動前は動的ストレッチを行い、適度に筋肉を刺激し、代謝と体温をアップし、運動への準備、身体のスイッチを入れることが推奨されています。
交感神経も高まるため、朝にもおすすめです!
実はマシンピラティスのレッスンでは、この動的ストレッチを沢山取り入れながらエクササイズを行なうことが多いんです!
例えば、後ろに背中を丸めながら動いていく『ラウンドバック』では、お腹をしっかり使いながら、背中のストレッチをかけていくエクササイズになります。
また『マーメイド』のエクササイズも、下のわき腹を使いながら反対の上のわき腹を伸ばしているエクササイズです。
この他にも動的ストレッチを行いながら動いていくエクササイズはまだまだ沢山あります。
このようにピラティスはエクササイズを行いながらも、同時に反対側にストレッチをかけながら動かしているからこそ、終わった後にとてもスッキリした感じが出るんです。
皆さんも寒い冬を乗り切るために、マシンピラティスで沢山身体を動かしていきましょう!