皆様いかがお過ごしでしょうか。BDC PILATESアドバイザーのHasegawaです。
2月に入り、今朝うっすらと地面に雪が積もっているのを見て、今年初めての雪かなぁと。例年に比べかなり暖かい毎日が続いているニューヨークです。
1月の半ばを過ぎた頃から観光客もめっきり減り、マンハッタンの中心地である5番街の50丁目付近も、
ホリデーシーズンの混雑時と打って変わってスイスイと歩道を歩ける様になりました。
建築の美しさにいつ見ても圧倒されるセントパトリック教会。
この教会のクリスマスの礼拝は、抽選でチケットが配布されるほどの人気。
参列した事のある人に聞くと、外観もさることながら、内装も神秘的な美しさ、そして聖歌隊などもプロフェッショナルなレベルで本当に素晴らしいクリスマスの礼拝だそうです。
こちらは、5番街42丁目のブライアントパークのスケートリンク。
この日は気温が11℃ぐらいあり、とても暖かかったので、こうしてリンクの周りのテーブル席で座っている人が大勢いました。
カフェや軽食のテントが沢山並んでいて、ホリデーシーズンが終わった後もこの公園は賑やかです。
さて話は変わって、今回は、ニューヨークのフィットネス事情について少しお話ししたいと思います。
ニューヨークは何と言ってもアメリカで1番フィットネスが盛んな街!!
マンハッタンには、”1ブロックに一軒!”と言っても過言で無いほど多くのフィットネス施設が点在しています。
コロナ禍でそれらの施設もクローズを余儀なくされましたが、昨年以来、また新しいジムやスタジオが次々とオープンしています。
私もコロナ前はマンハッタンのスポーツジムの会員でしたが、そこはスタンダードな料金設定で、マンハッタンに10箇所ぐらい店舗がありました。
様々なトレーニングマシンの設置されたフロアの他にも、バスケットボールコートやサイクリングルーム、それに広いスタジオがあり、プール、サウナやジャグジーなどの施設も充実していました。
残念ながらここはコロナ禍でクローズしてしまいましたが、現在はどのロケーションも改装されて、他ブランドのジムに変わっているようです。
ところで、皆様は「ブティック•フィットネス」という言葉をお聞きになった事あるでしょうか?
1990年代にアメリカで生まれた新しい言葉で、ピラティスやヨガを含む一つのメソッドに特化した会員制の小規模なジムの総称です。
ちょうど私が移住したその頃のNYは、携帯電話が未だ一般化されていないような時代。
(東京ではNYより早く既に携帯電話は普及していましたが…)
その頃、アメリカのフィットネスシーンでは、有名な歌手、女優、モデル等のセレブ女性達がピラティスを大絶賛し、ピラティスが大ブレイクした時代でした。
その後ニューヨークでは、ピラティスやヨガの他にも、エアロビクス、ボクシング、ダンス、サイクリングをベースとしたフィットネス、
バレエのバーやインドアでするランニングなど、様々なメソッドが流行り始め、”ブティック•フィットネス”と呼ばれるものが誕生しました。
“ブティック•フィットネス”とは…全て予約制でレッスンを行う小規模で専門性のあるジムです。
インストラクターがついて、ある一つのメソッドをグループクラスまたはプライベートレッスンで専門的に教え、理想的なボディラインを目指してワークアウトする為の会員制のフィットネススタジオです。
現在はニューヨークやロスなどの大都市で、ジムをも凌ぐ人気となりつつあります。
東京のBDC PILATESもこのブティックフィットネススタジオになりますね。
マンハッタンを歩いていると、5番街のような大きな通り沿いにも、東西に走っている細いストリート沿いにも、ブティックフィットネスの看板をよく見かけます。
このように、本当に色々な選択肢があるニューヨークのフィットネスシーンですが…
ピラティスというエクササイズ自体は相変わらずニューヨークで大人気のメソッドです。
90年代と同様にセレブに感化されて、ファッションに敏感な若い女性がピラティスを始める、という事も相変わらず多いようです。
ただ以前は雑誌を媒体として紹介されていたのが、現在ではInstagramなどでピラティスマシンでエクササイズをするセレブ達の写真やショート動画を見て、
ピラティスを始める10代や20代のニューヨーカーも少なくないでしょう。
リハビリやメンテナンスでピラティスを始める方から、美容が目的でピラティスを始めるお洒落なニューヨーカーまで、時代を超えて…
今でもピラティスはニューヨークで人気のメソッドの一つです。
それでは、また次回。Have a nice day!!
【関連記事】