皆様いかがお過ごしでしょうか。
BDC PILATESアドバイザーのHasegawaです。
セントラルパークの木々も紅葉を始め、冬のロングコートを着て出かける肌寒い日も増えてきました。
今回は、そんな秋のニューヨークを訪れる方におすすめのインドアで楽しめる観光スポット、ミュージアム•オブ•ブロードウェイ♪をご紹介します。
こちらミッドタウンの45丁目、5番街とブロードウェイの間にあり、劇場街からすぐのロケーションです。
毎日朝9:30からオープンしていて、オンラインでチケットの予約もできます。
私は予約してから行きましたが、おそらく平日なら予約なしでも入場できるかと思います。
入場するとまず3階に上がり、ブロードウェイの歴史を紹介するショートフィルムが上映される部屋に通されます。ブロードウェイの劇場街の歴史を簡単に辿る感じで、時代順に舞台の作品が紹介されていきます。
フイルムが終わると3階の展示室から、各自歩いて見て周ります。1930年代ごろの作品から年代順に、主に舞台写真や衣装•小道具•舞台装置などの展示が続きます。
こちらは最近までロングランしていた”オペラ座の怪人”の衣装…2幕始めの仮面舞踏会のシーンですね。
右端のショーケースの中には、冒頭のオークションのシーンに登場する、猿のオルゴールの小道具が入っています。
“ライオンキング”のパペットと仮面など、現在ブロードウェイで上演されている作品の衣装やセットなども沢山展示されていました。
2階に降りて行くと、1990年代ごろから現代までの作品に関するセットや小道具、衣装が展示されているコーナーになります。
舞台装置のミニチュアは、思わずショーケースのガラスに顔を近づけて、ジッと眺めていたくなるほど、とても精巧に作られています。
写真は、現在も絶賛上演中のウィキッド(上)とムーラン•ルージュ(下)の舞台装置の模型です。
お馴染み”キャッツ”のコーナーもあり、猫のメイクを説明したものや、その横には、実際にCGを使ってキャッツメイクを体験できるコーナーもありました。
1階に降りるとバックステージに関する展示、制作現場を紹介するコーナーになります。
パフォーミングアーツに興味のある方には、とても見応えのある展示です。
実は今回私が1番惹きつけられたのが、このセクション!!
結構な時間を費やして見て回りました。
衣装のデザイン画や、作家の直筆の楽譜、ブロードウェイの作品がどういった経緯で制作されるかなど、一般人にもわかりやすく展示されています。
中でも面白かったのが、普段は客席の後ろの方で、照明の指示を出しているディレクターのブースを再現したもの。
これは、アラジンの舞台のシーンで実際にどのようにライトを変えていき、ライティングディレクターがどんなタイミングでそのキュー(指示)をコールしているか、を再現したものです。
一番下のモニターには、舞台の映像、そして真ん中がライティングディレクターの映像。
これを見ると、ミュージカルの歌と踊りのシーンでは、ものすごい速さで、照明が変わっている事がよく分かり…ちょっと感動でした。
最後には、CHICAGOの撮影コーナー。
用意された椅子を使って好きなポーズを取ったりして、自分もキャストになりきり(?)記念撮影ができます。
持参した自分の携帯で係の方が写真を撮って下さいます。
とにかく、私のようなミュージカル大好き人間には、たまらない博物館でしたが…
現在ブロードウェイで上演中の色々なショーを沢山見てから、この博物館を訪れると楽しいかもしれませんね♪
さて、前回は、フォームローラーについてお話しさせていただきましたが…
ピラティススタジオでよく使われているバンピーボール、ヨガ•ブロック、フォームローラーなどは通常アメリカではプロップと呼ばれています。
(直訳すると、”小道具”ですね。)
プロップを使う目的の一つには、下の写真のように、エクササイズをする時身体の一部をサポートする為に使う、という役目があります。
ボールとヨガ•ブロックを組み合わせて腹筋の時に使うと、起きた時の頭の位置が、地面に対して、より”直角”に近づくので、首周りの筋肉を必要以上に緊張させずに頭の位置が保てます。
これは、初級者にも使える方法で、首に負担をかけずに、腹筋は使っていく‼︎というメリットがあります。
また、逆に、リフォーマーのフットワークと組み合わせて使うと…
“腹筋をしながら、フットワークをする”という事は、脚の動きにバランスを取るという要素を入れるので、こちらは上級者の為に、エクササイズに、バラエティを加えるとともに、少し難しくするという目的でプロップを使っています。
さらに、下の様に、片脚だけで、フットワークをして、ツイストを加えると、バランスを取るのが、より難しくなります。
骨盤を安定させながら、足を動かし、上半身をツイストさせるのは、かなり上級のテクニックになります。
このように、プロップの使用法には、単にエクササイズにバラエティを加えるという事以外にも、初心者には、身体の一部をサポートし、上級者には、よりチャレンジして頂くために使う…など様々な目的があります。
BDC PILATESのインストラクターは、状況に応じて、工夫をし、色々なプロップをクラスの中で使っているという事…お分かりいただけましたでしょうか。
それでは、また、次回。
Have a nice week!!
ニューヨークよりピラティス便り20
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