こんにちは。今日はレッスンでもよく耳にするけど、あまり馴染みのないであろう「骨盤底筋」についてお話ししてみたいと思います。
解剖学用語が多く、少しだけマニアックな内容にはなりますが (><;;)、
頭で理解してから体を動かしたいという方や、レッスンでよく聞く「骨盤底筋」が何かを理解したい!という方はぜひ読んでみてください。
あまり深く考える前に身体で感じたい!という方は、ぜひレッスンで講師に聞きながら動いてみてください!
まず、ピラティスでは呼吸とともに働くコアという筋肉を重要視しています。
コアというのは、
体幹部分(背骨)を支えている4つの筋肉のことで、
①腹横筋 ②横隔膜 ③骨盤底筋 ④多裂筋
と4つありますが、本日はこの「③骨盤底筋」について。
骨盤底筋というのは、骨盤の底辺にあたる座骨、尾骨、恥骨に掛かっているハンモックのような筋群のことです。
これは身体の断面図を真上から見た時に見える「骨盤底筋」の図です。
主な役割は、
・骨盤を安定させて、姿勢を安定させる →正しい姿勢を保つことができる
・骨盤内にある膀胱や子宮、直腸などの臓器を正しい位置に保つ →ぽっこりお腹の解消
・尿道を締めて尿漏れを防ぐ
など、この筋肉を意識できると良いこと尽くめです。
ピラティスのクラスを受けていると
インストラクターが、「トイレを我慢するようなイメージで」と指示するのを聞くことがあります。
それは骨盤底筋の意識を働かせるための指示で、
上記のほかにもさまざまな指示の仕方がありますが、
骨盤底筋は、ピラティスのエクササイズ中、
骨盤を正しく動かし、その上にのっている背骨達の動きをよくして、さらに正しい姿勢を保持するためにとても重要な筋肉になります。
在宅ワークが多くなった今、運動不足から自宅でのトレーニングを行う方も増えてきているからか、
SNSでの自宅エクササイズの紹介などもよく目にするようになりました。
しかし「見た目だけを意識したヒップアップのトレーニング」など、
本日ご紹介した骨盤底筋や骨盤の位置を意識せずにおこなってしまうと、
将来的に尿漏れを引き起こしたり、身体の機能に支障をきたしてしまうのでは??
と心配になってしまうようなものも、しばしば見かけるようになったことも事実です。
長く健康に生活できて、かつ美しい姿勢を手に入れるため、
解剖学の知識に精通したインストラクターのいるスタジオでピラティスを受けることをお勧めします。
BDCPILATESでは少人数のグループレッスンで、会員様一人ひとりの身体の悩みに寄り添いながら丁寧に身体の動かし方を身につけていくことができます。
骨盤底筋の使い方も最初はさっぱり分からなくても、だんだんと分かってくるので、
ぜひスタジオで講師に聞きながらチャレンジしてみてください!
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